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石砂山の山野草~その1

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今週は雨模様の日が続きました。今頃に続く雨を指して、菜種梅雨と呼ぶのだということを、テレビの気象予報士が紹介していました。確かに田園地帯へ行くと、ナノハナが黄色い花を咲かせているし、田んぼでは田植えが始まっているところもありました。自然界では、生物が生き生きと成長する時期ですから、菜種梅雨は名実ともに恵みの雨ということになるのでしょう。お天気は気になりますが、週末のアウトドアライフが一段と楽しみになる季節でもあります。
今回紹介している写真は、ギフチョウの写真を撮りに行った石砂山で撮影した山野草です。まず最初はタチツボスミレです。
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行って来たのは4月14日(土)のことですが、登山道の入口脇にはサクラの花が咲き残っていました。天気予報では当初雨の予報でしたが直前に曇りに変わり、当日は昼近くから晴れて予想外のお天気になってくれました。
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この時期の石砂山はギフチョウやミヤマセセリなどのチョウの他、山野草もいっぱい咲いていました。これはカラスノエンドウですが、たくさん撮影して来ましたから、これから3回に分けて紹介します。
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登山口に至る途中にある民家の石垣に咲いていたキランソウです。山道に入る前ですが、周辺の山野草からも目が離せません。キランソウは別名ジゴクノカマノフタとされていますが、何故こんな名前が付けられたのでしょうか?
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黄色い花を咲かせているのは菜の花ばかりではありません。こちらはハナノオウですね。途中の畑の脇に群生しているところがあって、遠くから見ると、まるで菜の花畑のような風情でした。
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草むらの中に群生していたのはこのカキドオシです。背丈は低くてあまり目立ちませんが、薄紫色の可憐な花を並べて咲かせていました。
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こちらも目立たない花ですが、キュウリグサですね。花の直径は2〜3mmくらいしかありませんから、よく注意して見なければ分かりません。ワスレナグサによく似た花を咲かせていますが、こちらは葉を揉むとキュウリのような匂いがすることからこの名前が付けられたということです。

# by coffeeto-p2 | 2018-04-27 06:00 | 自然

今年もギフチョウと再会しました

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仕事の関係で、相模湖近くにある研修センターへ行って来たのが4月13日(金)のことでした。その週末は、15日(日)に登友会の定例登山が予定されていました。結局のところ、週末の天候不良のため登山は中止となりましたが、これらの予定を効率良くこなし、高速代を節約するために、2泊3日の車中泊を計画しました。それでは14日(土)はどうするか考えたところ、石砂山のギフチョウ観察にちょうど良い時期であることを思い出しました。日曜日は雨で登山も中止になりましたが、土曜日は雨の予報から曇りに変わりましたから、もしかしたらギフチョウを見られるかもしれないと、計画を実行することにしました。
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石砂山周辺で車中泊できる場所を探したのですが、私が利用したことがある一番近いところでも宮ヶ瀬湖ビジターセンターの駐車場です 。ちょっと距離がありますから躊躇しましたが、相模湖周辺を走りながら探したところ、藤野園芸ランドの近くに公衆トイレのある駐車場がありました。
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土曜日は空模様を気にしながら午前7時過ぎには篠原の集落にある駐車場に到着しました。駐車場には他の車はなく、少し不安がよぎりました。登山道の途中にも毎年見られたエイザンスミレが見られず、ヤブレガサも随分大きく葉を広げています。これは時期が遅かったかなと気になりましたが、山頂まで行ってみなければ分かりません。
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山頂には午前9時前には到着しました...が、誰もいません。でも幸い雲の切れ間が見えますから、上手くすれば日が差してギフチョウが見られるかもしれません。見られるまでは、1日でもここで粘るつもりでした。
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到着してから1時間ちょっと経った頃、次第に登山者が登って来て山頂の狭い広場が賑やかになって来ました。その頃になってやっと、一頭のギフチョウが姿を見せてくれました。
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人がいるのも気にせずに、足下の地面に降りてくれますから、皆さんはカメラを構えてあっちだこっちだと、一頻りの喧騒が始まりました。私もその中に入って、撮影に夢中になってしまいましたが、マイクロフォーサーズのオリンパス E- M1mkⅡ + M.40-150mmF2.8 + MC-14 (換算420mm相当)で撮影していましたから、コンデジで撮影している他の人より、余裕を持って撮影することが出来ました。
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こちらはギフチョウの幼虫の食草であるカントウカンアオイです。中央付近の葉の間に暗褐色の花が覗いています。10年ほど前に来た時に比べると、株数が少なくなってしまいました。ギフチョウの生息環境が維持できるか心配になります。
# by coffeeto-p2 | 2018-04-26 06:00 | 自然

夏羽のハジロカイツブリ

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仕事関係の懇親会が渋谷で開催されました。地下鉄銀座線を利用して渋谷駅に着いたのは良かったのですが、駅のホームから地上へ出るのにまず迷ってしまいました。外に出て見ても、何と人の多いことでしょう。真直ぐ歩くことも出来ません。そして、何と外国人が多いことでしょう。行き交う人の話し声は、聞きなれない外国語の会話ばかりでした。普段は自分から足を運ぶことがない場所ですから、街中の様子など知る由もありません。自分が田舎から出て来て、何処かの外国へ行ったような、そんなカルチャー・ショックを受けてしまいました。人混みを掻き分けながら、何とか懇親会の開始時間までに会場へ到着することが出来ましたが、やはり私は自然の中で野鳥や山野草と触れ合っている方が性に合っているようです。
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さて、今回紹介するのは、夏羽に換羽したハジロカイツブリの写真です。赤い目の後ろ側に金色の飾羽が出て美しく変身していました。冬鳥として渡来する野鳥ですから、間も無く繁殖のために北の国へ渡って行くものと思います。
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撮影したのは4月8日(日)のことでした。渡り始めたであろうシギやチドリの仲間を観察しようと、そして上手くすれば繁殖のためにやって来た夏鳥が観察できるかもしれないと、葛西臨海公園へ行って来ました。
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この日の公園内は、晴天で春の暖かい陽気に恵まれ、たくさんの人出で賑わっていました。それに比べると、野鳥の数は期待に反して少なく感じるほどでした。でも、西なぎさへ足を運んだところ、水路に浮かぶハジロカイツブリの小群を見つけることが出来ました。
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ハジロカイツブリは、何度も潜水を繰り返し、餌取りに勤しんでいました。撮影している時には気が付きませんでしたが、パソコンに取り込んだ写真を見ていたら、この写真では嘴に小さなカニを咥えているようでした。
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こちらの写真では、大きなゴカイの仲間を捕まえて咥えているところでした。間も無く繁殖地へと渡って行くわけですから、長旅に備えて栄養補給に余念がないようでした。
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水面で羽ばたくところも撮影できました。背面は暗褐色ですが、羽を広げると風切羽には白い羽が目立ちます。護岸の大きな石の上に座って、暫くハジロカイツブリの撮影を楽しませてもらいました。
# by coffeeto-p2 | 2018-04-25 06:00 | 自然

草むらのムクドリ

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この週末は、各地で30度を超える真夏日になったようです。都内でも28度を超えて、一気に夏が到来したかのような陽気になりました。私はというと、日曜日は一日中、渡り途中のシギチを観察しようと、印旛沼周辺を車で走り回っていました。外は半袖Tシャツでも暑いくらいでしたが、ずっとエアコンの効いた車内にいたお陰で、暑さにグッタリすることもありません。でも、シギチの姿は殆ど見つからず、結果はサッパリでこれにはゲンナリしました...。(〃ω〃)
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さて、今回紹介しているのは、葛西臨海公園で撮影したムクドリの写真です。草むらの中を10数羽の群れで行動していましたが、山野草の花も咲いていて、春らしい雰囲気の写真が撮れました。
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行ってきたのは4月8日(日)のことです。この週末ほど気温は高くはなく、春先のポカポカ陽気で気持ちの良いお天気でした。日向ぼっこするには最高です。
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公園の広い芝生広場は、家族連れやグループで遊びに来ている人でいっぱいです。バーベキュー広場も朝から賑やかな状況でした。でも、人気の少ないこの草むらは、ムクドリで賑わっていました。
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ムクドリ達は、草むらを歩きながら餌を啄ばんでいましたが、時折このように上を向くポーズをとってくれました。どんな意味があるのか分かりませんが、面白い動きだと思いました。
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月曜日の今日は、昨日の暑さとは打って変わって、この時期の平均的な気温となりました。やはりこのくらいの陽気が一番気持ち良いと思います。ムクドリ達にとっても、寒くもなく暑くもないこんな陽気が、一番暮らしやすいものだと思います。
# by coffeeto-p2 | 2018-04-24 06:00 | 自然

葛西臨海公園のスズガモ

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昨年11月に買い替えた愛車のステップワゴン・ハイブリッドは、カタログに記載されている燃費は25km/ℓとされています。ところが実際に走ってみると、高速道路で16〜17km/ℓくらいで、平地でも18〜19km/ℓ程度です。常時車中泊用のグッズを積んでいますから、その分で燃費を悪くしているかもしれませんが、半年前まで乗っていたスパイク・ハイブリッドは、カタログ値で21.6km/ℓとされていましたが、同じような条件で19〜20km/ℓ程度は走ってくれました。それから比べたら燃費に不満があります。
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....とは言え、愛車ステップワゴン・ハイブリッドは、私が車中泊に使うには十分な広さと機能を備えた車であると思います。そんな意味では不満のない車なのですが....。
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さて、今回紹介しているのは葛西臨海公園で撮影したスズガモの写真です。4月8日(日)に行ってきましたから、渡去間近の頃合いでした。
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水面に浮かぶスズガモ♂の個体です。ここではノンビリしながら頭をかく行動を見せてくれました。
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こちらは浜辺に上がって日向ぼっこしていたスズガモ♂です。たくさんの群れの中で、♂は目立つ存在でした。
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こちらは浜辺に上がったスズガモ♀の個体です。これから北の国へ渡去して繁殖活動に忙しくなることでしょう。来シーズンの再会が楽しみです。

# by coffeeto-p2 | 2018-04-23 06:00 | 自然