尾瀬沼のトキソウ

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この週末は、カミさんとワンコを連れて福島県の裏磐梯へ家族旅行へ行っていました。避暑旅行のつもりで計画した訳ですが、都内ではこの8月に連続19日間降雨があったということで40年ぶりの記録になったようです。都内もぐずついた天候が続いていて、あまり暑くならず、過ごしやすい夏になっていますから避暑旅行もあまり意味がない気がします。でも、自宅にいるよりは、少しでも自然に触れ合ってくるほうが楽しいですね。
さて、今回はトキソウの写真を紹介していますが、8月最初の週末に夏休みを絡めて、尾瀬沼へ出掛けてきました。周辺の湿原に咲いている花を観察するのが目的でしたが、このトキソウも咲いているのではないかと期待を持っていました。
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絶滅が心配される植物ですから、早く見に行かなければ見れなくなってしまうと、以前危機感を持って探したことがありました。その頃、高山植物を観察しようと足を運んだ池の平湿原の近くにあった、群馬県の鹿沢園地で始めてトキソウを観察することが出来ました。
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今回足を運んだ尾瀬沼では、沼尻平周辺の木道を歩いていた時に、たくさん咲いているのを観察できました。一つ見つけると、次々に咲いているのが目に入ってきたのです。
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今回観察できたランの仲間は、このトキソウと同じ仲間のサワランでした。サワランは、大江湿原で一株だけ見ることが出来ましたが、それに比べるとトキソウは沼尻湿原でとてもたくさん観察できたのです。
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図鑑で確認したところ、トキソウと共にヤマトキソウが掲載されていました。花期はトキソウが5~7月であるのに対し、ヤマトキソウは6~8月ということで、小型で上向きに咲くのが特徴のようです。
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花の色を野鳥のトキになぞらえてこの名前が付けられたとのことですが、そういえばトキの姿を見たのは佐渡の保護センターだけで、野生のトキを見たことはありません。一度は野生のトキの姿を見ておきたいと思います。
# by coffeeto-p2 | 2017-08-21 06:00 | 植物 | Comments(0)

尾瀬沼周遊~その3

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8月7日(月)の朝です。この建物は宿泊した長蔵小屋ではなく、小淵沢田代という湿原への登山口にあった尾瀬沼ヒュッテです。
昨日は朝一番で七入駐車場から登り始め、沼山峠を経由して尾瀬沼に到着しました。午後からは尾瀬沼一周のハイキングを楽しんで来ましたから、かなりの距離を歩いて来たことになります。長蔵小屋では蚕棚の8人が寝られる部屋でしたが、この部屋に寝たのは私ともう一人だけでしたから、手足を伸ばしてゆっくり休むことが出来ました。
長蔵小屋には、午後4時からお風呂の用意がありました。到着してからお風呂があることを知ったので、湯に浸かって汗を流すだけでしたが、嬉しいプレゼントになりました。夕食まではビールを飲みながら書棚のあるラウンジで時間を潰し、夕食でもビールを飲んでいましたから、部屋に戻った時には程よい疲労感とともに気持ち良くなり、消灯時間前には寝てしまいました。
目が覚めたのは朝6時前でした。ずいぶん長く寝てしまいました。でも、気持ち良く目覚めることが出来ました。朝食を済ませ、この日は小淵沢湿原を経由して、七入駐車場まで戻る予定です。自宅までは4時間以上かかりますから、昼前には駐車場まで下山したいところです。
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地図で確認すると、小淵沢田代という場所でも湿原の花が咲いているようです。帰り道に様子を見てこようと思います。尾瀬沼ビジターセンターの脇から登山道に取り付くと、オトギリソウの花が目につきました。
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尾瀬沼から小淵沢田代までは一山越えてまた下らなければなりません。予想以上に登ることになりました。朝からまた一汗掻いてしまいましたが、山間の湿原でも、色々な花を観察することが出来ました。こちらはその中の一つネジバナの花です。
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小淵沢田代の湿原の中にあった池塘です。直ぐ近くまで木道が敷かれていました。池の底まで見通せる透明な水を湛えていましたが、昨日の強烈な夕立の影響でしょうか、木道の一部も水の中に浸かっているような状況でした。
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こちらのトリアシショウマは、湿原の中ではなく、山道の途中で撮影したものです。帰りの沼山峠への登りで撮影したものかと思います。
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小淵沢湿原の中に続く木道です。といっても馬場が20cmくらいの板を置いただけのものですから、バランスを取りながらでないと踏み外してしまいます。
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小淵沢田代から大江湿原へ下って来ました。ここで今回唯一見つけた、サワランの花を撮影することが出来ました。しかし、この花は花弁をあまり開いてくれません。つぼみが膨らんだような状況ですが、以前見た時もこれと同じ蕾のような花でした。
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湿原にとてもたくさん見られたのは、このキンコウカの花でした。丈はそんなに高くありませんが、 茎の先に固まって咲く花穂はゴージャスで見応えがあります。
特に小淵沢田代と沼尻平の湿原には、大きな群落がありました。
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こちらは高原の定番であるニッコウキスゲの花です。でも、尾瀬沼周辺ではとても少ない感じがしました。大江湿原でも木道を歩くと所どころに咲いているのを見る程度でした。一面の花畑を期待したのですが....(-_-)
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大江湿原で観察したこちらはミズチドリです。数は多くありませんが、湿原の中に点々と咲いているのが確認できました。奥日光の戦場ヶ原では7月中旬に観察しましたが、こちらの開花時期はそれより少し遅いようです。
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ちょっと見にはタンポポの花のように見えてしまいますが、湿原の中に咲いていたこちらはオゼミズギクです。夏から秋にかけて、尾瀬の湿原を賑わす花になるようです。
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この時期の尾瀬沼周辺には、アカトンボがたくさん舞っていました。秋には里へ下っていくと思いますが、夏の高原一帯はトンボの楽園のようです。湿原のキンコウカにもアカトンボが止まって羽を休めていました。
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木道の直ぐ脇に見つけたギンリョウソウです。葉緑素を持たないこの植物は、樹林帯の薄暗い環境の中にしか生育できないようです。山道を歩いていて見つけると、つい足を止めてしまいます。
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ピンク色の可憐な花を咲かせていたトキソウです。沼尻平の湿原にたくさん咲いているのを見つけることが出来ました。以前、トキソウが激減していると聞いて、池の平湿原周辺を探したことがありましたが、ここへ来ていれば苦労しないで見つけることが出来たと思います。
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こちらは薄暗い林床内に咲いていたオトギリソウですが、ただのオトギリソウの他にイワオトギリというのもありますが、これは花の大きさが6〜7mmほどしかありませんから、サワオトギリになると思います。
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小淵沢田代から下ってくると、尾瀬沼に流れ込む大江湿原の中の川を渡ることになります。川の周辺にはノアザミやオタカラコウなどがたくさん咲いていて、ちょっとした花畑を形成していました。
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これも湿原の中にたくさん観察できたアブラガヤです。緑の湿原の中に茶褐色の穂をつけていますから、自然と目につく存在でした。
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こちらは、湿原を離れて、沼田街道の山道を歩いている時に、登山道に沿った薄暗い林床で観察したアリドオシランです。名前の通りランの仲間です。花の大きさは5〜6mm程度しかない小さな花でした。
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この赤い実は何でしょうか? 上を向いて実を付けていますから、調べたら名前がわかると思っていましたが、残念ながら諦めました。
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大江湿原から沼山峠へ向けて山道を登っている時、日当たりの良い場所にこのヤマハハコが、いくつか姿を見せていました。
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沼山峠の手前に展望台が有りますが、そのすぐ下に続く山道を周辺の風景とともに撮影したものです。展望台からの風景は、尾瀬沼が少し見えるだけで、パッとした眺めではありません。
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沼山峠の展望台に咲いていたタデの仲間ですが、これはオンタデでしょうか? この日は帰りの高速道路の渋滞が気になって、早く下山しようと思っていたので、二、三枚の撮影をしただけで直ぐに足を進めました。
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山道の脇に咲いていたこの花を見つけた時は、カラマツソウかと思いましたが、葉の形が違います。切れ込みがあってモミジの葉のようですから、これはモミジカラマツになりますね。
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沼山峠からだいぶ下って来たところで、このカニコウモリの群落を撮影しました。蕾が膨らんだ状況で、花はまだこれからという感じでした。
下山後に、七入駐車場の管理人のご主人に聞いたら、桧枝岐村のアルザの湯を紹介してもらいました。通常500円の入浴料が300円になるということで、チケットを購入し、桧枝岐村入口の温泉へ直行しました。露天風呂でサッパリと汗を流し、お陰様で、爽快な気分で帰路につくことが出来ました。

# by coffeeto-p2 | 2017-08-20 06:00 | 自然 | Comments(0)

尾瀬沼周遊~その2

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8月6日(日)は、時折雲が出ることもありましたが概ね晴れてくれました。陽が差すと暑いくらいの陽気の中を、尾瀬沼周遊を目指して桧枝岐村の七入駐車場を出発しました。沼山峠を経由して、4時間ほどの行程で昼前には尾瀬沼に到着することが出来ました。かなり汗も掻いて登って来ましたが、心地よい疲労感を味わうことが出来ました。到着時は晴れて日差しが強烈でした。何処かで昼食をと思いますが、日差しが強烈で暑さがジリジリと突き刺さってくるようです。日当たりの良い場所は避けたいですから良い場所はないかと探し回ると、長蔵小屋の裏手の湖畔に日陰のベンチを見つけました。日陰に入ると空気が爽やかで気持ち良く、お昼を食べるには良い場所です。携帯コンロで湯を沸かし、3分で調理できるモンベル製の山ごはん(リゾッタ)を作り、レトルト食品の肉じゃがを温めました。これで味噌汁を作ればもう立派なお昼メニューです。食後にコーヒーを淹れて尾瀬沼の景色を眺めていると、充実感に包まれ至福の時を過ごしていると体感できました。辛い山道を登ってきても、この楽しみがあるからまたやって来たいと思えます。この写真は、三平下湿原から尾瀬沼越しに燧ケ岳を撮影したものです。
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尾瀬沼に到着する前に通過して来た大江湿原でも、長蔵小屋に近い釜ッ堀湿原にも、このコオニユリの花が咲いていました。この時期がちょうど花期に当たっていたようです。手頃な撮影対象になってくれました。
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湿原の花として、この時期にとてもたくさん見られたのはこのキンコウカです。大江湿原に限らず、尾瀬沼の周辺の湿原ではどこでもこの花が咲い見頃を迎えていました。
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これは今夜のお宿になる長蔵小屋の目の前にあった、尾瀬沼ビジターセンターです。昼食後、山小屋にチェックインするのはまだ早いですから、午後は尾瀬沼の周回コースを回ってくることにしました。
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こちらはワタスゲになります。今回訪問した尾瀬沼周辺では、思っていたより数が少なかったように感じています。でも、やっぱり高原にはたくさんあってほしい山野草です。
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星形の穂を付けている面白い形をしています。湿原に繁殖する菅の仲間であると思いますが、特徴的な形をしていましたから撮影対象となりました。後から調べてみると、こちらはカヤツリグサ科のミタケスゲであると思われます。
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長蔵小屋の裏手で昼食をとって尾瀬沼周遊に歩き出しましたが、まず最初に紹介したいのが昼食をとった場所の前にあった、この釜ツ堀湿原の風景です。
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尾瀬沼の周辺に野鳥の姿はあまり目立ちませんでした。でも、この時は遊歩道近くの枯れ木に2羽のキジバトが飛来してくれました。写真を撮ろうと思ったら、2羽が仲良く寄り添う姿を見せてくれました。
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釜ッ堀湿原から時計回りに歩き始めましたが、間もなく広い湿原に出ることが出来ました。ここは大清水から入ってくる三平峠の下に広がる湿原です。
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この建物は、三平峠への分岐路にある尾瀬沼山荘です。ここには尾瀬沼休憩所とトイレも設置されていて、休憩を取る人たちが多くいました。
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ミヤコザサの上に留まってくれたのはヒメキマダラヒカゲです。割合標高の高い所で観察できるチョウですから、見つけると少し嬉しくなりました。
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尾瀬沼周辺の湿原にたくさん観察できたこの白い花はイワショウブです。図鑑には花序や花柄には繊毛があって粘るとありましたが、残念ながら現地でそれを確認できることはありませんでした。
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こちらも湿原の中にたくさん観察することが出来た山野草ですが、ラン科のコバノトンボソウです。後方の距と呼ばれる部分が細長く跳ね上がるところから、トンボが飛んでいる姿に見立ててこの名前が付けられたようです。
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尾瀬沼の地図にはこの場所に沼尻休憩所があると記載されていました。でも、沼尻に到着してみると焼跡ばかりで建物がありません。2~3年前に出火して消失してしまったとのことでした。
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湿原の中から茎をまっすぐ立てて、その先に白くて小さい花を咲かせています。個々の花は目立つわけではありませんが、固まってとてもたくさん咲いているとそれなりに存在感を感じます。図鑑で調べてみると、カヤツリグサ科のミカヅキグサになるようです。
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紅色の繊毛をたくさん出していたこれはモウセンゴケです。食虫植物として有名で、白色の花も咲かせるようですが、今回は花を見ることが出来ませんでした。
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ここが沼尻平に広がる湿原です。この辺りでは、キンコウカのほかモウセンゴケやミカヅキグサもたくさん見られましたが、それ以上にランの仲間をたくさん観察することが出来ました。
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同じ沼尻平で撮影したコバギボウシです。これはなかなか見応えのある美しい花姿をしていました。
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沼尻平から少し進んだところにあるオンダシとよばれる地域の風景です。静かな沼の環境を象徴するような眺めでした。
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花の形がカラマツの葉のような形をしていることから名づけられていますが、葉の形がモミジの葉のようであるところから、これはモミジカラマツになります。
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薄い緑色の花を花茎に沿ってたくさん咲かせていました。緑一色の草原の中ではあまり目立ちませんが、背が高いので他の草の上に出ています。これがタカネアオヤギソウですね。
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花穂に沿って、黄色い星のように開いた花をたくさんつけていたこの花がキンコウカです。今回訪問した湿原の中では、どこにも普通に咲いている花でした。
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初夏に白い花を咲かせるチングルマの花穂をみつけました。高い山に登ると群生するところを見ることがありますが、ここではほとんど咲いていませんでしたから、この花穂がとても目新しく感じました。
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最後に紹介するのがノアザミの花に吸蜜のために集まったイチモンジセセリ達です。この花にこれだけ集まっていたのは、よほど美味しい蜜が出ていたのでしょう。
午後3時過ぎに長蔵小屋に到着できましたが、直前からカミナリの雷鳴が鳴り響き、空が暗くなりました。小屋に入るとすぐに物凄い夕立ちが降り始めました。すんでのところでびしょ濡れになるのを免れましたが、その後から入って来た人たちは、お気の毒な状況でした。

# by coffeeto-p2 | 2017-08-19 06:00 | 自然 | Comments(0)

尾瀬沼周遊~その1

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♬夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬とおい空...♬ と歌われている尾瀬には、もう20年近く前になりますが、友人らと戸倉からシャトルバスに乗り、鳩待峠から入って尾瀬ヶ原を歩いてきたことがありました。でも尾瀬沼にはこれまで足を踏み入れたことがありませんから、一度は訪れてみたい憧れの場所の一つとなっていました。自然のままの姿が保護されていて、人の手があまり入っていない静かな環境ですから、その中にどっぷり浸かって、自然観察を楽しんで来たいと思います。今回は山歩きを兼ねて訪ねてみることにしました。
尾瀬沼に入るには、桧枝岐村の御池からシャトルバスを利用して沼山峠から歩くコースが一般的です。また、大清水から三平峠を越えて入るコースや、健脚の人は尾瀬ヶ原を抜けて沼尻川沿いに入ってくることもできます。今回私が選んだコースは、桧枝岐村の七入駐車場から沼田街道と呼ばれる山道を抜けて沼山峠まで登り、そこから尾瀬沼へ下るコースをとることにして、尾瀬沼湖畔の長蔵小屋に予約を入れました。
コースタイムを見ると、七入駐車場から沼山峠までが3時間、沼山峠から尾瀬沼までが1時間の合計4時間が標準コースタイムとなっています。朝一番に登り始めれば昼頃には尾瀬沼に到着できそうです。尾瀬沼一周のコースタイムは3時間となっていますから、余裕をもって午後4時前には山小屋に到着できそうです。
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今回尾瀬沼を訪問したのは8月の第1週末のことでした。スタート地点の七入駐車場まで、我が家から車で4時間以上かかりますから、8月7日(月)に夏休みをとって三連休とし、8月5日(土)は移動日として七入駐車場で車中泊をすることにしました。
途中にあった “道の駅たじま” でゆっくり休憩をとり、夕方到着すると駐車場入口に、このオオウバユリが道標のように待ち構えていました。
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ここが七入駐車場です。赤い屋根の建物の向こう側は、有料のオートキャンプ場となっていました。手前が無料の村営駐車場になります。
管理人さんは親切な方で、キャンプ場のトイレを利用させてくれました。
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ここが尾瀬沼へと続く登山道の入口です。脇の標識には “尾瀬自然観察の森遊歩道” と表示されていますが、ここからが地図に表示されていた、いわゆる沼田街道になります。
朝一番の爽やかな空気の中、ワクワクしながら足を進めました。
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登山道を進むと、間もなくこのヤマオダマキの花が出迎えてくれました。夏の山を彩る定番の山野草ですね。もちろん素通りは出来ません。その姿をカメラに収めてから足を進めます。
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白い花穂を並べていたこちらはオカトラノオです。これも登山道に入ってすぐのところに咲いていました。
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この日の気温はそんなに高くはなかったと思いますが、湿度が高くて歩いていると汗が噴き出してきました。少し開けた草原に出ると、ヨツバヒヨドリの花がたくさん咲いている群落がありました。
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ちょっと薄暗い登山道を登っていくと、見慣れない形をした植物を見つけました。これは何でしょうか? 初めて見るものかと思いますが、どうやらギンリョウソウになるのではないかと思います。花が咲いた後の実を付けた状態なのでしょうか?
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これはガクアジサイでしょうか、それともヤマアジサイでしょうか? タマアジサイというのもありますね。私には識別するだけの知識がありません。ご存知の方がいたら教えてください。
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沼田街道の登山道を2時間ほど登ったところに、この抱返ノ滝の標識が立っていました。せっかく登ってきたわけですから見ないわけにはいきません。小道を少し下ってみたところ、この滝が見えました。
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鬱蒼とした樹林帯に覆われた登山道の脇に、白くて小さい花が群落を作って咲いていました。ツルアリドオシですね。あまり花の多くない環境でしたから、これだけたくさん咲いていると、思わず足を止めて見入ってしまいました。
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朽ちた倒木の上に、オレンジ色の枝を広げた小さい菌類を見つけました。まるで海の中のサンゴの枝のような形をしていますが、名前も分かりません。こんなのを見るとどうしても写真に撮っておきたくなります。
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汗を掻きながら3時間の山道を登ってきたところで、やっと沼山峠の山の駅の建物が見えてきました。御池からここまでシャトルバスに乗って来るのが一般的なルートになります。でも、今回は山登りを兼ねての訪問になりますから、汗を掻きながら登ってくるのが目的でもありました。
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沼山峠の登山道のすぐ脇で、こんな小動物を見つけました。ノロノロと動いていたと思ったら、草の根もとで眠り込んでしまったのです。これはヤマネですね。私は初めて見る動物です。でも、寝入っていましたから、こんなに近くから近接撮影することが出来ました。
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これも沼山峠で撮影したものですが、ハナニガナの大群落でした。見事な眺めでしたから、思わずカメラを向けました。上のヤマネの写真を撮影したのも、このハナニガナの大群落のすぐ脇でした。
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沼山峠の山の駅でゆっくり休憩をとり、行動食を食べて栄養補給をしました。お蔭で元気回復しましたから、尾瀬沼に向かって足を進めると、そこに咲いていたのがこのゴゼンタチバナの花でした。
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沼山峠から少し登山道を登ると、間も無く尾瀬沼へ向けて下りの道になりました。木道が整備されていますから、歩きやすい道でした。日当たりの良い登山道脇に咲いていた、これはアザミの仲間のジョウシュウオニアザミです。
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登山道を下り切ると、そこに広々とした大江湿原が広がっていました。花の最盛期は6月から7月にかけてのことだと思いますが、それでも色々な花が咲いていて、楽しませてくれました。
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大江湿原の中は、色々な花が咲いていましたが、これもその一つでたくさん見られたノアザミの花です。
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ワタスゲも見られましたが、その数のなんと少ないことか、花の咲く大江湿原として名前が通っているようですが、ワタスゲに関しては期待外れといった感じでした。
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こちらはカラマツソウです。この花も、湿原のところどころで咲いていました。ワタスゲより多く咲いていたかもしれません。
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広大な大江湿原を進んでいくと、やっと尾瀬沼の湖面が見えて来ました。やっと憧れの尾瀬沼に到着することが出来ました。私にとっては、感無量の眺めです。
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まだまだ続く大江湿原の中に、このワレモコウの花も咲いていました。花穂の上の方から開花しています。咲いたところは鮮やかな紅色で綺麗でした。
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大江湿原の中を流れる川のほとりに、黄色い花の群落がありました。これはオタカラコウでしょうか。緑一色の湿原の中で、ここだけは黄色の花畑が広がっていました。
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お昼少し前には、本日の宿泊場所である尾瀬沼の長蔵小屋に到着しました。この日の天気予報は曇りでしたが、時折晴れるとすごく暑くなって日陰が恋しくなります。湖畔の日陰にあるベンチでお昼ご飯を食べて、午後からは尾瀬沼一周のハイキングをして来たいと思います。

# by coffeeto-p2 | 2017-08-18 06:00 | 自然 | Comments(0)

夏の市原市民の森にて

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外房の太東岬から鴨川の海岸線に沿って、野鳥観察をしてきたのは7月最後の週末でした。当初の予定では、山登りを計画していましたが、直前の天気予報で雨模様になってしまいましたから、急きょ予定を変更することにしました。晴れマークの付いているところを探した結果が、東京周辺では房総半島方面でした。この時期の海岸線は暑いのと、サーファーと海水浴客で一杯ですから野鳥観察には向いていません。でも、天気の悪いところへ出かけるよりましだろうと足を運んでみました。
その結果は、既に紹介しているとおりですが、やはり芳しくはありません。さて、その夜はどこで寝ようか。暑い海辺で車中泊するのは避けたいところです。近くで少しでも標高が高い山の中に良い場所がないか探したところ、君津市の清水渓流公園駐車場が見つかりました。ここには場内に千寿の湯という日帰り温泉もありますから、サッパリ汗を流せます。
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翌日は、海辺の探鳥をあきらめて、市原市民の森を歩いてみることにしました。野鳥観察はダメでも、何か収穫があると思います。到着して気がついたのは公園の名称が “市原クォードの森” に変わっていました。少しオシャレな名前になりましたね。
園内に入ると、最初の池のところで早くもカワセミの姿を見つけることが出来ました。胸からお腹にかけて、全体がくすんだ色合いをしていますから、今年生まれの若鳥であるようです。
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こちらは♂と♀が繋がったまま葉の上に止まって休んでいたオオイトトンボです。鬱蒼とした市民の森の中は、野鳥の声は殆ど聞かれませんが、トンボの数がたくさんいました。
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市民の森の中は、湿度が高くあまり風も吹いてくれませんから、不可足数はかなり高くなっていました。散策路を歩いていると、瞬く間に汗が噴き出して来ました。散策路のすぐ脇に止まってくれたトンボは、少し大きめで見応えがありました。後から調べて見たら、これはサナエトンボになるようです。
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サナエトンボは、池の周辺や流れに沿って、その姿がたくさん観察できました。また、上手い具合に近くの石の上に止まってくれましたから、すかさず撮影対象とさせてもらいました。
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こちらも鬱蒼とした森の中で、川の流れに沿ってたくさん観察できたハグロトンボです。翅の全面が黒色ですから、図鑑見なくても姿を見ただけで、直ぐにそれと分かりました。
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葉の上に止まってくれました。地面に降りて休んでいることが多いのですが、このように葉の上に止まってくれた方が、写真写りが良いと思います。胴体から尻尾にかけてメタリックグリーンで、翅に似合わず綺麗な体をしています。
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葉の上に止まったま、4枚の翅を開いてくれました。これもまた良いシャッターチャンスになります。じっくり観察していると、色々なポーズをとってくれましたから、なかなか楽しませてくれるトンボでした。
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公園内に咲いている花は、とても少なかったのですが、このヤマユリは見事な花を咲かせていました。遠くからでもよく目立ちます。野鳥や昆虫の写真を撮るために、オリンパス E-M1mk2 + M.300mmF4 + MC-14 を使っていましたから、後ずさりして遠くから撮影したものです。
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市原市民の森は、いつの間にか名称変更になったのか知りませんが、訪問した時 “市原クォードの森” という名称になっていました。でも、森の中まで変わっていたわけではなく、以前と同じ静かな環境でした。
最後に紹介するのはヤマガラの写真です。鬱蒼とした森の中を川筋に沿って歩いていたら、頭上の遥か高い梢に野鳥の群れが飛来したようでした。辛うじてその姿を捉えることが出来ましたが、それがこのヤマガラでした。

# by coffeeto-p2 | 2017-08-17 06:00 | 自然 | Comments(0)