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営巣中のツミのペア

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はるか南の太平洋上で台風5号が発生して、北上しているようです。この影響により、沖縄周辺の沿岸部では波が高くなったり、西日本では次第に風雨が強まってくるようです。週間天気予報では、週明けの来週の月曜日には、お天気マークが出て梅雨明けも予感されていたのに、今朝(7月18日)の予報ではすっかり曇りマークに変わり、その後も傘マークが続くようになってしまいました。これも台風5号の影響であるようです。今回の台風は動きが遅いということで、長時間雨が降り続くこともありそうということですから、梅雨末期特有の豪雨による被害が出なければ良いのですが.... 。
この週末は、近県の高原へ足を運んで、野鳥写真の撮影をしたいと思っていましたが、空模様は芳しくありません。思うようにはいかないものです。
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さて、今回は自宅近くの神社の森で営巣していた、ツミのペアを紹介します。古くからある神社ですが、周囲はすっかり住宅街に囲まれています。でも、大きな木が茂っていますから、営巣するにはよい環境なのでしょう。
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枝先で羽を休めていたオスの個体です。営巣中は周辺へ狩りに出掛けていることが多いのですが、獲物をとって戻ってくると、このように暫く羽を休めていることがあります。そこが撮影チャンスとなります。
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ツミはオスとメスで羽衣が異なります。オスの個体の特徴は、黄色いアイリングに囲まれた虹彩が暗紅色です。また、首から下は胸からお腹にかけて、オレンジ色の斑が広がっています。よく見ると細かい横斑がありますが、通常の観察では見えるものではありません。
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こちらは、巣材集めをしていたメスの個体です。オスと違って黄色いアイリングに囲まれた虹彩も黄色です。また、胸からお腹にかけて褐色の横斑があります。鋭い目付きをしていて、こちらの方がオスより強いタカであるように見えます。
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今年は、私のうちから歩いて直ぐのこの神社の境内のほか、近くの舎人公園の中でもツミの営巣を確認して、写真も撮影できました。もう一ケ所、近くの公園でも営巣しているとのことですから、意外と身近に棲息していることが再確認できました。
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この写真を撮影した後、カミさんが入院したため観察に行けませんでした。巣立ち雛の様子なども観察したかったのですが、来年のお楽しみにとっておくことにします。またここで営巣してくれると良いのですが....。
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今回紹介しているツミの写真を撮影した機材は、オリンパス E-M1mkII + 300mmF4 + MC-14(換算840mm相当)です。近所の神社ですから、散歩がてら立ち寄って撮影してきましたが、小型軽量で扱い易い機材です。

by coffeeto-p2 | 2019-07-19 06:00 | 自然
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