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戦場ヶ原でチョウ観察

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立秋は過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きます。今年の夏は酷暑の記録と豪雨の被害が続き、おまけに台風襲来も重なって、異常気象という表現が当たっているような状況です。ウンザリするような日々が続いていますが、先日仕事を終えて帰宅途中に、通りがかった民家の植え込みの中から、涼やかな虫の声が聞こえてきました。毎日、暑い暑いと思っていましたが、季節は進んで秋の気配が漂うようになってきました。酷暑の夏ももうすぐ終わりになってくれることでしょう。
この季節が来ると、越冬地へ向かうシギやチドリを観察するために、暑い田んぼ巡りをするのが年中行事のようになっています。また、タカ渡りを観察するのも間近な季節です。そんな楽しみが膨らんできます。
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さて、今回紹介するのは奥日光の戦場ヶ原で撮影したチョウの仲間です。まず最初に紹介しているのは、ホザキシモツケの花で吸蜜していたミドリヒョウモンです。後翅の裏側の模様に緑色味があるのが特徴です。
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カラマツの木の枝先に留まっていたのがジャノメチョウでした。目立たないチョウですが、たまたま撮影対象にすることが出来ました。このチョウの幼虫は、イネ科のススキなどを食べるということです。
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こちらはフタスジチョウです。この時期の奥日光では、たくさん観察できるチョウの一種です。昨年もこの時期にやって来ましたが、”奥日光の花とチョウ” として紹介していますから参照してください。
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林の中でたくさん観察できたのはこのクロヒカゲです。散策路を歩くと、舞い立ったチョウの殆どがこのクロヒカゲでした。幼虫はササ類を食べるということです。
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戦場ヶ原を横断し、泉門池のベンチで休んでいる時に、テーブルに飛来したところを撮影したこちらはヒカゲチョウでした。クロヒカゲより色が薄いところが特徴ですね。
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青木橋から赤沼駐車場へ戻る途中の木道上で撮影したものですが、ホザキシモツケの花で吸蜜していた小さなチョウでした。撮影してから図鑑で確認するとヒメシジミであるようです。
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最後に紹介するこちらのチョウも、泉門池でお昼を食べながら休憩している時に撮影したものです。テーブルの上に留まっていましたが、翅の上に紫色が確認できましたから、コムラサキであると分かりました。

by coffeeto-p2 | 2018-08-14 06:00 | 自然
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