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霧ヶ峰高原にて~その3

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西日本から東日本にかけて大雨が降って、各地に被害が出ています。東京周辺ではそれほどでもありませんが、被災地では大変な思いをされていることでしょう。
この書き込みがアップされる7月7日は七夕の日ですが、東京の天気予報は曇ということで、織姫と彦星の出会いは叶わないことになりそうです。このところ、都内は戻り梅雨のような様相で天気は良くありませんが、暑さが一段落してくれて、身体的には少し楽に感じられます。でも来週からは天気が回復して、また猛暑の日々が戻ってくることでしょう。
今回紹介しているのは、6月14日から15日にかけて長野県の八島湿原と霧ヶ峰高原を訪問し、自然観察してきた結果です。3回に分けて紹介しますが、今回はその2回目になります。
この写真は鎌ヶ池から物見石を目指して登っている途中、振り返って撮影した風景です。右手前に見える丘のような山が男女倉山です。左端に八島湿原があり、その向こう側が鷲ヶ峰で、そこから右奥へ繋がる山並みが美ヶ原まで続いています。遥か彼方には北アルプスの山並みも望める、素晴らしい景色が広がっていました。
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物見石まで登ってきたところで、ここでお昼を取ることにします。大きな平たい石の上に日陰ができていました。丁度良い休憩場所です。ふと見ると、その岩陰にこのマイヅルソウがひっそりと咲いていました。撮影するには難しい光線状態でしたが、なんとか上手く写せたと思います。
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こちらは御射山神社から八島湿原の駐車場へ戻る途中に咲いていたヒメイズイの花です。アマドコロと同じような形状で花を咲かせていますが、草丈はより低いですね。
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八島湿原の縁を鎌ヶ池まで歩いて、奥霧小屋まで来ました。木道の周辺を舞うチョウが、近くの立木の葉の上に止まってくれました。直ぐにカメラを向けて撮影したしましたが、これはヤマキマダラヒカゲですね。
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こちらはヤマドリゼンマイです。八島湿原の周りの草原に大きな群落を作っていました。中央の茶褐色の胞子葉をヤマドリの尾羽に見立てて、この名前が付けられているということです。
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東京周辺の平地では4月から5月にかけて見られるマムシグサです。標高の高い霧ヶ峰では、それより1ヶ月ほども遅れて姿を見せてくれました。撮影したのはヒュッテみさやまの近くであったと思います。
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オレンジ色の花が遠くからでもよく目立つレンゲツツジの花は、今が盛りと咲いていました。ノビタキやホオアカが止まってくれるとシャッターチャンスになるのですが…
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鎌ヶ池の奥霧小屋から物見石へ登る方向へ足を進めていくと、樹林帯の中で草むらからホオジロが飛び上がり、枝先に止まってくれました。野鳥が動くと、反射的にカメラのシャッターを押してしまいます。
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八島湿原の駐車場に車を止めて、トンネルをくぐって中に入ったところに咲いていたヤマハタザオです。脇に花の名前が書かれた札も立てられていましたから、迷うことなく観察できました。
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ワタスゲも、今が盛りと花穂をつけていましたが、昔見た時には草原が埋め尽くされるように記憶していますが、今では局所的な群落となっていました。ちょっとさみしい感じです。

by coffeeto-p2 | 2018-07-07 06:00 | 自然
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