人気ブログランキング | 話題のタグを見る

落ち葉の中のシロハラ

落ち葉の中のシロハラ_f0372177_22145086.jpg
今朝の都内の最低気温は7.8度ということです。これまでずっと氷点下の日が続いて来ましたから、ホッとするような暖かさです。昼間の最高気温も14度から15度くらいまで上がるということで、4月上旬のサクラの花が咲く頃の陽気になりそうです。三寒四温という言葉があるように、これからまだ冷え込む日があるでしょうが、春が着実に近づいていると実感できる陽気になって来ました。
冬の時期は木立の葉が落ちて、小鳥類が観察しやすいうえ、池にはたくさんのカモ類が飛来してくれますから、野鳥観察には適した季節です。でも、山野草はすっかり影を潜めていますから、野山を歩いていても寂しい思いをしていました。
今朝の気温の上昇は春の訪れを予感させてくれ、山野草にとっては花を咲かせる準備に忙しくなる時期になってきたと言えます。これから初夏を迎えるまでの間、私のフィールドワークは年間を通して一番忙しいけれど、一番楽しめるシーズンになります。一年ぶりに山野草たちと再会するのが待ち遠しい思いですから、たくさん写真を撮ってまたこのブログで紹介したいと思います。
落ち葉の中のシロハラ_f0372177_22145534.jpg
今日は暖かい朝でしたから、出勤時はこれまで来ていたツィードの厚いコートから、フランネルの少し薄いコートに替えて家を出ました。それでも帰宅時のウォーキングをしていたら汗ばんで来ましたから、かなり気温は高くなりました。
落ち葉の中のシロハラ_f0372177_22150554.jpg
さて、今回紹介しているのは真岡市の井頭公園で撮影したシロハラの写真です。足を運んで来たのは2月3日(土)のことです。この日はまだとても寒い日でしたが、園内では何種類もの野鳥を観察することができました。
落ち葉の中のシロハラ_f0372177_22152567.jpg
公園の池のほとりを回り込むように、散策路を進んで行くと、すぐ脇の林床からガサゴソと落ち葉を掻き分ける音が聞こえて来ました。落ち葉と同系色のシロハラは、同化してなかなか見つけにくいのですが、音を頼りにその姿を確認することが出来ました。
落ち葉の中のシロハラ_f0372177_22153056.jpg
この日の井頭公園では、シロハラがたくさん観察できました。小鳥類ではシジュウカラが一番たくさん観察できましたが、ルリビタキやジョウビタキより、このシロハラの方がずっとたくさんいたように思います。
落ち葉の中のシロハラ_f0372177_22153488.jpg
実は、この日のもう一つのお目当はこのシロハラと同じツグミの仲間のトラツグミを撮影することにありました。残念ながらトラちゃんには振られてしまいましたが、かなり気をつけて探していましたから、同じような生息環境にいるシロハラが、他の小鳥類よりたくさん観察できたのも頷ける話でした。

by coffeeto-p2 | 2018-02-17 06:00 | 自然
<< 井頭公園にいたヒドリガモ 池のヨシガモ >>