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奥日光で観察したチョウ達

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先週から都内の天候は雨や曇りの日が続き、まるで梅雨の真っ最中にいるような様相でした。戻り梅雨といっても可笑しくないような天候ですから、暑さに喘ぐこともなく過ごしやすい日々が続きとても助かりました。そんな折、たまたま関西から来た人と一緒に仕事をする機会がありましたが、関西では連日35度を超える猛暑が続いているそうで、東京のこの涼しさが信じられないという話をしていました。それはその通りで、誰だって暑さに喘ぐよりは、少しでも涼しい環境で暮らしたいと思っているのですから無理もありません。かくいう私も、週末は少しでも涼しい場所へ行って、そこで自然観察ができればこんなに嬉しいことはありません。
8月最初の週末は、月曜日に夏休みを取って、かねてから行ってみたいと思っていた尾瀬へ行って自然観察を楽しんできました。その様子はまた後日紹介することにしますが、家に戻って見るとそこにはまた暑い夏が戻っていました。また暫くは暑さに喘ぐことになりそうです。
台風5号が紀伊半島に上陸して、関西地方は大きな被害が出ているようで、今後の天気の変化がきになります。
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さて、今回紹介するのは、7月の三連休を利用して訪問した奥日光で撮影したチョウの仲間です。最初に紹介するのはコムラサキです。翅の表側は綺麗な紫色をしていますが、翅の裏側もシックな色合いですが綺麗な彩りです。
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翅の表側は紫色の綺麗な色をしていますが、これは構造色といって見る角度で色が変化します。
このコムラサキを撮影したのは2日目にハイブリッドバスで行った千手ヶ浜の岸辺のことでした。
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こちらはウラジャノメです。翅の表側に蛇の目模様がたくさん並んでいて、面白いなと思いますが、ウラジャノメという名前がついたのがまた面白いと思います。
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暗褐色の色合いをしたクロヒカゲです。葉の上に止まってくれましたから、ちょうど良い撮影対象になりました。樹林帯の少し薄暗い環境を好んで飛び回っていました。
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イブキトラノオの花穂で吸蜜するミドリヒョウモンです。前翅の中央付近にある条線の幅が広いところが識別ポイントになります。今回奥日光で観察したヒョウモンチョウの仲間は、このミドリヒョウモンだけでした。
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シモツケソウで吸蜜するフタスジチョウです。小田代ヶ原ではとてもたくさん観察できました。翅の表側は暗褐色の地色で、二筋の白い斑が名前の由来になっています。
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フタスジチョウが翅を閉じたところを撮影できました。翅の裏側は、暗いレンガ色の落ち着いた色合いをしています。
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アサマフウロの花で吸蜜するモンシロチョウです。これも小田代ヶ原のバス停の近くで撮影しました。
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ササの葉の上で翅を休めるルリシジミです。翅の表側は綺麗な瑠璃色をしていますが、なかなか翅を広げた状態で撮影することが出来ません。
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イブキトラノオの花穂で吸蜜するコチャバネセセリです。これは戦場ヶ原でも小田代ヶ原でもよく観察できました。
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最後に紹介するのはアサマフウロの花で吸蜜するイカリモンガです。翅の裏側のオレンジ色の斑が船のイカリの形をしているところからこの名前が付けられました。

by coffeeto-p2 | 2017-08-08 06:00 | 昆虫
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