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電線のオナガ

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♫ 電線にスズメが3羽留まってる、それを猟師が鉄砲で撃ってさ....♬ 何となくそんな歌のメロディーが頭の中に響いてきそうな情景でしたが、電線に留まる鳥はスズメばかりではありません。ムクドリだってカワラヒワだって、カラスやキジバトだって留まっていました。でも、実際にカメラを向けたくなったのは、このオナガの姿を見た時でした。
この日は、郊外の貯水池の周辺を散策しながら野鳥観察を楽しんできました。本格的な冬鳥の到来も、秒読みといったところでしょうか。既にこの辺りでもベニマシコやジョウビタキの姿が見られるようになりましたし、上空を滑空するチュウヒの勇姿も確認できました。ただまだ、数がそれほど多くないと言った状況です。
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私が見ている前を、オナガの群れが鳴き交わしながら通過していきます。賑やかなその集団の姿をカメラで追うのですが、多くは樹木の葉陰に隠れて見えなくなってしまいます。
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でも、そこに張ってある電線がオナガたちのちょうど良い止まり木になっていたようです。多くの個体がここに留まって、羽を休めていきましたから、ちょうど良い撮影対象になりました。
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周辺の樹木が黄葉してきました。秋らしい風情が漂います。ここではまだ、冬鳥の姿を間近に観察することは出来ませんが、こんな雰囲気の背景に、秋から冬へと移り変わる季節の変わり目を見て取ることができます。
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この辺りをオナガたちの群れが通過して行きますが、たくさん集まっているところがなかなか撮影出来ません。電柱がらみですが、ここで初めて2羽が並んだところを撮影することが出来ました。
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オナガたちの多くは、飛び移った葉の茂みの中に姿を隠してしまいますが、この個体は枝のてっぺんの姿がよく見える所に留まってくれましたが、間も無くジェイジェイと賑やかに鳴き交わす声が、次第に遠ざかって行くと辺りには、晩秋の寂しさだけが残っているようでした。
by coffeeto-p2 | 2016-11-30 06:00 | 野鳥
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