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チゴハヤブサとオオタカ

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伊良湖岬へタカ渡りの観察に行って来ました。10月最初の週末のことでしたが、雲が低く垂れ込めて、時折雨も降る生憎の天候となってしまいました。それでも、そんな悪天候の中を渡って行こうと、上空を通過するサシバなどのタカ類を少数だけですが観察することが出来ました。しかし、丸一日観察している間に、その3分の2は途中で諦めて戻って来ていたようです。伊勢湾の対岸にある伊勢志摩の様子が、微かでも見えれば渡ることが出来たのでしょうが、恋路ヶ浜から伊良湖ビューホテルが霞んで見えなくなるような状況ですから、戻ってくるのも仕方がないことです。
今回は、そんな悪天候の中で、僅かに撮影できたタカの仲間を紹介します。初めはチゴハヤブサの写真です。
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現地では、雲が低く霞んでいて視界が悪く、上空を飛ぶタカ類の識別もままならない状況でした。このチゴハヤブサの写真を撮った時も、トビではないことは分かりましたが、それが何かは分からないまままシャッターを押していました。後から写真を確認していたら、お腹から足にかけて赤色の羽が確認できたので、チゴハヤブサであると分かった次第です。
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次に紹介するこちらは、オオタカの写真になります。この写真を撮った時も、トビではないことが分かってシャッターを押していましたが、その時はサシバかオオタカか、はたまたハチクマかの判定も微妙な状況でした。
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写真に撮影しておくと、このブログで紹介するネタに使えるのは勿論ですが、もう一つ大変便利なところは、その場で観察した鳥の種類が識別できなくても、後から写真を見ながらじっくり判定することが出来るところです。お蔭で、現地では不明なタカの種別も、ある程度識別することが出来ました。
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今回は、伊良湖岬のタカ渡りのカウントをしている皆さんと、直接話をすることも出来ました。雲が低く垂れ込める生憎の天気でしたが、こんな日でも風向きが逆風であれば、渡っていく猛者のタカもいるそうです。順風では飛ばないということですから、上昇気流がなくても、逆風で生じる揚力を上手く使って飛翔するのでしょう。
by coffeeto-p2 | 2016-10-13 06:00 | 野鳥
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