緑陰のシジュウカラ

f0372177_21562892.jpg
山梨県の西沢渓谷でトレッキングを楽しんだ翌日、すぐ近くの乙女高原へ立ち寄ってみました。高原の山野草と野鳥観察をすることが目的でした。今日も都内は35度前後まで気温が上がり、猛暑の日が続いていますが、さすがに1,700メートルの乙女高原は、木陰にいるととても爽やかで、この日椅子に座って野鳥の出現を待っていたら、そのまま気持ち良く眠ってしまいました。暑い夏の時期は、涼しい高原で過ごすのが一番です。エアコンなしで過ごせるのは、何よりの魅力です。移住することは出来ませんが、せめて週末だけでも高原で車中泊をしたいと思います。
それでも昼間の直射日光が当たる場所は暑くてたまりません。日陰を選んで足を進めていくと、シラカバの木に空いた穴の中を覗いていたシジュウカラを見つけました。
f0372177_21563592.jpg
高原でも昼間は暑いですが、木陰を求めて歩いていると、緑陰に野鳥の姿を見つけることが出来ました。これはシジュウカラですが、コガラやヒガラなどもいたと思います。
f0372177_21564834.jpg
乙女高原はそんなに広い環境ではありませんが、散策路を歩くと緑陰を飛び交うたくさんの野鳥を観察することが出来ました。
f0372177_21565275.jpg
このシジュウカラは、胸から腹にかけてネクタイのような黒帯の幅が広いところから、♂であると思われます。
f0372177_21565840.jpg
緑陰のこの辺りは、繁殖を終えたシジュウカラのファミリーの、生活環境になっていたようです。数羽のシジュウカラが鳴き交わしながら、飛び交っている様子が観察できました。
f0372177_21570249.jpg
こちらはお腹に黒帯がありません。きっと今年生まれたばかりの若い個体であると思います。間近にその姿を撮影することが出来ましたが、緑陰のシジュウカラは、どの個体もとて元気でした。

[PR]
# by coffeeto-p2 | 2018-07-22 06:00 | 自然 | Comments(0)

乙女高原のチョウと昆虫

f0372177_20314960.jpg
野鳥観察に適した場所へ足を運ぼうと、探鳥地ガイドの本を買って探していたら、山梨県にある乙女高原が紹介されていました。初めて行ってきたのは2年前のことですが、訪問するのは今回で2回目になります。6月30日(土)に西沢渓谷のトレッキングを楽しんできましたが、近いところに位置していますから、抱き合わせで足を運んでみることにしました。途中で琴川ダムに立ち寄ってみたところ、見学者用の駐車場があって管理事務所のトイレはウォシュレット付きです。これは車中泊用に好都合と利用させてもらうことにしました。
乙女高原には、前回来た時とは反対側のコースから入山しました。良いお天気になり日差しが熱いですから、木陰を歩かないと体力を消耗しそうな陽気でした。標高1,700m前後の高原ですが、日向はとても暑かったです。
f0372177_20315602.jpg
まず最初に紹介するのは、アヤメの花で吸蜜していたスジグロチャバネセセリです。個体数がとてもたくさんいましたから、アヤメの花には大抵このチョウが止まっていました。
f0372177_20320459.jpg
こちらはノアザミの花で吸蜜していたギンボシヒョウモンです。ヒョウモンチョウの仲間も多く目につきましたが、写真に残っていたのは、このギンボシヒョウモンだけでした。
f0372177_20320856.jpg
こちらはどこでもお馴染みのモンキチョウです。見つけた時にはミヤマモンキチョウかと期待したのですが、普通のモンキチョウでした。
f0372177_20321278.jpg
木道の上に止まっていたこちらはミスジチョウです。草原よりも、林縁に近いところを好んでいたように思います。
f0372177_20321750.jpg
葉陰で全身が見えませんが、こちらはジャノメ模様がたくさん並んでいたウラジャノメです。こちらは乙女高原から湿原に下る森の中の道で撮影しました。
f0372177_20323197.jpg
こちらも山道で撮影したヤマキマダラヒカゲです。夏の山に来ると必ず目につくチョウですね。
f0372177_20323735.jpg
飛んで来た虫が葉の上に止まりました。ヤマトシリアゲだと思って撮影して来ましたが、翅の模様が違います。図鑑で調べて見たら、プライアシリアゲであるようです。
f0372177_20324023.jpg
草の茎に止まるバッタの仲間を見つけました。イナゴのような外形をしていますが、ヤマトバッタでしょうか、それともカワラバッタでしょうか?名前を特定できるだけの知見がありません。
f0372177_20324422.jpg
ヒョウモンチョウの仲間に比べると、少し小型のチョウが飛来しました。地面に降りてくれましたので、すかさず撮影しましたが、枯葉のような裏面の模様と、鼻先が長く突き出ているところからテングチョウの♂であることが分かりました。
f0372177_20324687.jpg
キンポウゲの花で吸蜜していたのはギンイチモンジセセリです。後翅の中央付近に白色の太い条線が出るところからこの名前が付けられています。

[PR]
# by coffeeto-p2 | 2018-07-21 06:00 | 自然 | Comments(0)

西沢渓谷にいたニホントカゲ

f0372177_16420545.jpg
毎日暑い日が続きますが、このところの暑さは異常です。昼間の気温が35度というのが当たり前のようになってしまいました。40度を超えたところもあったようです。テレビの気象番組で、「命を守るために...」などと注意を促すことがありますが、毎日何千人もの人が熱中症で救急搬送され、死者も出ているわけですから、あながち大袈裟な表現でもないように感じられます。それにしても、まだ7月だというのにこの状況ですから、これから8月、9月とこんな暑さが続くかと思うと、本当にうんざりしてしまいます。6月中に梅雨明けして、毎日酷暑の連続ですから、今年の夏はどうなってしまったのでしょうか?
f0372177_16421079.jpg
さて、そんな猛暑が続く中、ささやかな涼を求めて山梨県の西沢渓谷へ行ってきたのは6月30日(土)のことでした。標高は1,000メートルを超えますから、夜間は涼しく感じられますが、昼間の直射日光を浴びていると、強烈な暑さにクラクラします。それでも木陰に入ると、吹く風がとても爽やかで気持ちの良いものでした。
f0372177_16421479.jpg
西沢渓谷のトレッキングは、初めてのことですが、事前にコースマップを手に入れていたので全く心配はありません。緑が深い渓谷沿いを歩くのはとても気持ちが良いものです。また、秋の紅葉の頃にはたくさんの人で賑わうようです。
f0372177_16421883.jpg
今回は、野鳥や山野草が見られたら嬉しいと思いながら足を進めました。すでに前回紹介した通りですが、その途中でたまたま、この全身に光沢のあるニホントカゲを撮影することが出来ました。
f0372177_16423200.jpg
これまでも何回か観察することはありましたが、動きが早く直ぐに逃げ去ってしまいますから、撮影するチャンスがありませんでした。それが今回は崖面を移動していましたから、絶好の撮影チャンスとなりました。
f0372177_16423556.jpg
全身に光沢があって、ツヤツヤしています。同じ仲間のカナヘビにはこんな光沢はありませんから、識別することは容易ですね。爬虫類は好まれない人もいると思いますが、なかなか撮影チャンスに恵まれない対象ですから、紹介することにしました。

[PR]
# by coffeeto-p2 | 2018-07-20 06:00 | 動物 | Comments(0)

西沢渓谷で自然観察

f0372177_16385562.jpg
私が今勤めている職場には、20人弱の職員が勤務していますが、昨日は暑気払いとして、全員参加で上野のビヤガーデンに行ってきました。ビヤガーデンは本当に久し振りです。30年ほど前の若い頃は、仲間と行って楽しんでいた記憶がありますが、ここ10年くらいビヤガーデンに行った記憶がありません。暑いさなか、外で汗を流しながら飲むより、エアコンの効いている涼しい室内で飲んでいた方が良いに決まっています。でも、昨夜のビヤガーデンは、不忍池などが見下ろせる高台で、見晴らしは良好でした。風は生ぬるかったのですが、それでも汗ばんだ体には涼風と感じられ、次々とジョッキを空にする皆さんに遅れないように、ずいぶんたくさん飲んできました。
さて、今回紹介しているのは、6月30日(土)に歩いてきた、山梨県の西沢渓谷で観察した動植物です。最初に紹介するのは、オオトラフコガネです。コガネムシの仲間ですが、特徴的な外形に目を奪われてしまいました。
f0372177_16390027.jpg
西沢渓谷の入口から入り、ネトリ大橋手前の休憩ポイントに辿り着く手前で、このミヤマオダマキの花を見つけました。散策路脇に咲く清楚な花姿が目にとまると、撮影せざるを得ない状況です。
f0372177_16391844.jpg
散策路の所々で観察できたこちらは、コアジサイの花です。とても小さな花の集合体ですが、このように並んで咲いていると、見応えのある立派な花姿になります。
f0372177_16392392.jpg
さて、こちらはガクアジサイのような花姿ですが、葉の形を見るとノリウツギのようにも思えます。アジサイの仲間は識別するのも難しいです。
f0372177_16392647.jpg
小さな黄色い花を咲かせていたこちらは、切れ込みの深い葉の形からサワギクであることが分かります。林床の所々に見ることが出来ました。
f0372177_16393172.jpg
チョウの仲間もたくさん観察することが出来ました。割合大きいこのチョウは、オレンジ色の翅の模様からヒオドシチョウであることが分かります。後翅後縁には青色の斑が出ますが、この個体は擦れているためか、確認することが出来ません。
f0372177_16393488.jpg
暗褐色の翅に白い斑が三筋に渡って出ています。その出方により、こちらはミスジチョウになることが分かります。
f0372177_16394600.jpg
花弁の形がカラマツの葉の形に似ているところから、こちらはカラマツソウと名付けられています。西沢渓谷を歩いている間、散策路の周辺でたくさん観察することが出来ました。
f0372177_16394983.jpg
今回のハイキングの終わりに近い、ネトリ大橋の手前でこの花を見つけました。上から撮影したものですが、ウツギの仲間であると思います。幾何学的な面白い形をしていると思います。
f0372177_16395405.jpg
最後に紹介するこちらの花は、ハナチダケサシでしょうか、それともトリアシショウマでしょうか?目立つ花ではありませんが、たくさん見られた花の一つです。

[PR]
# by coffeeto-p2 | 2018-07-19 06:00 | 自然 | Comments(0)

西沢渓谷を歩いてきました(下)

f0372177_21305193.jpg
西沢渓谷のハイキングを楽しんできたこの前日は、仕事で相模湖の近くまで出掛けていました。西沢渓谷を歩いてくるには一旦自宅へ戻るより、そのまま現地へ足を運んだほうが経済的です。そのため、車にハイキングができる仕度を積んで出掛けていました。仕事が終わると途中のコンビニで食料などを買い込んで、渓谷の入口手前にある道の駅みとみで車中泊をしてきました。標高は1,000mを超えるところに位置していますが、思ったより暑くて参りました。おまけに車の扇風機が故障したらしく、回ってくれません。これには参ってしまいました。陽が暮れて暗くなったころに、やっと涼しい風が吹いてくれるようになりましたから、車のドアにバグネットをセットして窓は全開にして寝ましたが、朝までぐっすり寝ることが出来ました。その翌朝は食事を済ませてすぐにスタートを切ることが出来ましたが、スタートからの状況は前回紹介したとおりです。渓谷のだいぶ奥の方まで進んできました。崖に大きな穴が開いていますが、ここには母胎淵という看板が立っていました。
f0372177_21305870.jpg
母胎淵から少し歩くと、今度はカエル岩という看板が立っていました。探すまでもなく目の前の岩が、カエルが口を開けている姿です。
f0372177_21310478.jpg
これまで西沢渓谷の左岸を歩いてきましたが、この方杖橋を渡って右岸に移り、スタート地点へ戻る道を進むことになります。前に紹介した〝西沢渓谷にミソサザイの囀り〟の写真は、この橋の上で撮影したものです。
f0372177_21310862.jpg
西沢渓谷のハイキングコースの中で、一番大きくて見応えがあるのはこの七ツ釜五段の滝です。方杖橋を渡ってすぐ上流にありますが、全景を一度に俯瞰できるポイントがありません。
f0372177_21311154.jpg
こちらも七ツ釜五段の滝ですが、散策路を少し登って、上段の部分を撮影したものです。滝壺がエメラルドグリーンで綺麗です。
f0372177_21311403.jpg
西沢渓谷のハイキングコースの中では、一番上流にあった不動滝です。この滝は、近くまで寄れません。散策路から少し離れたところに見えました。
f0372177_21311735.jpg
今日の昼食は、この黒金山登山道入口にあった休憩ポイントで撮ることにしました。左側にはトイレも設置されています。右側のデッキの上では、既にたくさんの人が昼食をとっていました。木陰の涼しそうな環境でしたから、私もその一角に腰を下ろして休憩しました。
f0372177_21312459.jpg
この場所は、昭和40年代まで林業で木材を運び出すために、トロッコを走らす旧軌道がありました。この黒金山登山道入口から下山するルートに沿って、その名残のレール跡が残っています。
f0372177_21312043.jpg
帰路の途中に大久保沢を超えるため、大きく回り込む場所がありますが、その直前に大展望台がありました。ここで休憩を取り一息入れます。そこから見上げると、秩父の山並みが連なっていました。
f0372177_21312761.jpg
下山ルートの途中に、旧軌道の木材を運搬するトロッコ台車の跡が展示されていました。これは撮影しておかない手はありません。その昔、このトロッコを馬で引き上げ、材木を積んでブレーキだけで里まで引き下ろしていたそうです。
f0372177_21333109.jpg
こちらは、下山途中にあった山の神の祠です。木材を運び出すために作業していた人達にとっては、大事な山の神様であったに違いありません。
f0372177_21333544.jpg
西沢渓谷を周遊するハイキングコースの最終版は、このネトリ大橋を渡ってスタート地点に戻るだけですが、そのネトリ大橋からは鶏冠山の険しい山容が遠望されました。
f0372177_21333837.jpg
こちらはそのネトリ大橋からの眺めです。西沢渓谷の流れと、甲武信ヶ岳から下ってきた東沢の流れが合流して、笛吹川となって流れ下って行きます。
f0372177_21334096.jpg
道の駅みとみに戻ってきました。ここで車中泊をして、今回のハイキングのスタート地点になりました。通常のコースタイムでは3時間半とされていますが、今回は写真撮影をしながら、6時間近くをかけてゆっくりと歩いてきました。期待していた野鳥との出会いが少なかったのですが、楽しめたハイキングになりました。

[PR]
# by coffeeto-p2 | 2018-07-18 06:00 | 自然 | Comments(0)