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登友会12月定例登山@棒ノ嶺

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山の仲間で毎月の定例登山を楽しんでいます。今年も12月ということで、忘年登山が計画されました。これまでも、山に登った後で忘年会をやるのが習わしでしたから、今年も幹事さんがそんな予定を立ててくれました。今年の忘年登山は棒ノ嶺(標高969m)に登って、麓のさわらびの湯で汗を流し、新宿で忘年会の宴会が予定されました。9月の定例登山で乗鞍岳に登って以来、不参加が続いていましたから、今回は他の予定に優先して参加してきました。
スタート地点のさわらびの湯周辺には、土手にたくさんの十月桜が植えられていましたが、その桜が春の到来を思わせるような風情で咲いていました。
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ここがスタート地点になる駐車場です。しかし、今回は夜に宴会が控えていましたから、我々は飯能駅に集合して、バスに揺られること4〜50分で、このさわらびの湯に隣接した駐車場までやって来ました。
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今回の登山への参加者は6名です。先頭を行くのは、今回初参加のR大学院生のTちゃんです。登山は初めてということでしたが、幹事役のかずとりさんとともに、スタート地点に置いてあった “なぐりつえ” を持って、足取りも軽く歩き始めました。
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車道を少し登ると、そこにロックヒル式の有間ダムの姿が見えてきました。天気は上々です。
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ダムの脇にあった有間ダムの石碑ですが、まだ残る紅葉の中に存在感がありました。
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ダムの堰堤の上で、先ずは全員揃っての記念撮影です。どんな登山になるか、みんな気持ちがウキウキです。
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有間ダムにせき止められた名栗湖です。周囲に山肌が迫り青空を写して紺青の水面を見せていますが、周囲の山々の明るい色合いとのコントラストが綺麗でした。
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ダム湖沿いの道をしばらく進むと、ここが白谷沢登山口になります。ここから谷沿いのコースを登って行くことになります。
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この山道を、今年3月19日(日)に一人で登って来ました。山登りもさることながら、お目当は咲き始めたネコハナノメの写真を撮ることにありました。その結果は、このブログでも紹介しています。
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棒ノ嶺(標高969m)は、標高は低い山ですが、白谷沢から登るとき岩に挟まれた険しい渓谷を登ることになり、ちょっとしたアルピニストの雰囲気を味わうことが出来ます。ここは最初のルンゼになります。
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春先にはハナネコノメをはじめ、色々な山野草が見られた渓谷沿いの道ですが、今は落ち葉に覆われています。岩の上を足元を確かめながら足を進めていきます。
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ここが二番目のルンゼになります。渓流の中の岩に足を乗せながら進みますが、ちょっとしたスリルもあって、楽しめる登山コースです。
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この先に鎖場を控えているルンゼの途中で小休止です。みんな余裕の表情ですが、休憩中にSパパはサングラスを置き忘れ、途中から引き返してくることになり、鎖場を2度も登ることになってしまいました。
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ここがルンゼから続く鎖場です。かなり険しい岩場に付けられていましたが、みんな難なく通過することが出来ました。
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白谷沢の渓谷に沿って登ってきた登山道は、いったん林道と出会いました。そこは少し広いスペースがありますから、この日は何人もが休憩をとっていました。我々は、そのまま稜線を目指して登って行きますが、まだまだ岩がゴロゴロした渓谷沿いの道が続きます。
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稜線上の山道に辿り着きました。ここには岩茸石と呼ばれる高さ約10mほどの巨岩が聳えたっています。Sパパと、Eさんが頂上に登ってポーズをとっていますが、今回初参加のTちゃんも果敢にアタックして登頂しました。岩の上に頭だけ見えているのが彼女です。
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岩茸石から棒ノ嶺に向かう稜線には、こんな丸太の階段が続いています。ここまで登ってきた私の脚には、その1段1段の高さが何とも高く感じられ、汗びっしょりになりながら、フーフー言いながら足を進めました。
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やっと山頂の広場に到着しました。初挑戦のTちゃんは、ケロッとした顔で山頂到着です。やはり若い人にはかないません。フラフラしながら登ってきた私ですが、周囲の綺麗な景色を見たら疲れも吹き飛びました。
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すぐ後に続いて、Eさんも登頂を果たしました。ご苦労様でした。
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ぽかぽかの陽だまりで草の上に腰を下ろし、それぞれ持ってきた昼食を済ませました。そのひと時が何とも言えず楽しい時間です。休憩をとって疲れもいえましたから、ここでお決まりの記念写真を撮影して、下山ルートへと足を進めます。
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スギ林の脇に続く急な登山道を、滑って転ばないように慎重に足を進めます。登りも大変ですが、下りは足に疲労がたまっていますから、特に注意が必要です。麓で借りた “なぐりつえ” が大いに役に立っていたようです。
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全員が無事に下山してくることが出来ました。この十月桜が咲く道を、さわらびの湯に向けて足を進めます。あとはバスの発車時間に間に合うように汗を流し、新宿で開催予定の登友会の忘年会へなだれ込むだけです。
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この建物がさわらびの湯になります。バスの時間が迫っていたので、ゆっくりと湯につかって来ることはできなかったけど、気持ち良く汗を流すことが出来ました。この日の忘年会には、登山には参加できなかったK社長やA部長という強力メンバーも合流し、大変賑やかな宴会が開催され、充実した登友会の1年を締めくくることが出来ました。

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by coffeeto-p2 | 2017-12-07 06:00 | 登山 | Comments(0)

登友会9月定例登山@乗鞍岳

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山登りを楽しむ仲間が集まって、登友会というグループを作っています。毎月1回の定例登山がそのメイン活動ですが、あとは仲間同士で誘い合っての登山なども楽しんでいます。ロッククライミングだとか雪山縦走などという硬派な山登りではなく、和気藹々山の空気に触れてリフレッシュして来るみたいな、気軽な山登りができるところが気に入っています。月例登山といっても、強制参加ではありませんから、今年は1月の雲取山一泊、2月の八ヶ岳中山、3月の上州武尊、6月の蝶ヶ岳と参加してきました。その間に、個人的に高山植物や山野草を楽しむ登山を何回かやって来ましたから、ほぼ毎月のようにどこかの山に登って来たと思います。
先日、LINEを通じて登友会の次なる登山予定がもたらされました。9月定例登山は、紅葉の中を登る乗鞍岳(標高3,026m)とのことです。この前の週に白樺峠へタカ渡り観察に出掛けていましたから、二週続けて乗鞍高原へ足を運ぶことになりました。
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乗鞍岳への登山は、バスで標高2700mの畳平まで登って、そこから登り始めるのが一般的ですが、紅葉の見頃は中腹にあります。畳平からでは森林限界を超えて、ハイマツ帯ばかりですから紅葉は見られません。それで登友会の定例登山は、マイカーで行かれる終点の三本滝レストハウス(標高1,800m)から出発することになりました。
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今回の定例登山は、総勢9人となりました。午前8時過ぎに全員が集結し、レストハウスの前を、まずは三本滝を目指して出発します。
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私個人的には乗鞍登山は、今回で4回目になります。でもこれまでの3回は、いずれもライチョウ撮影を目的として、畳平から登ったものでした。でも、ライチョウが撮影できたのは2回だけで、それも登山道周辺ではなく、桔梗が原のハイマツ帯の中でした。
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三本滝の下まで続く道は、こんな急な滑り台みたいな滝の上を超えて橋が架けられていました。
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三本滝の手前の山道の脇に、このヤマトリカブトの花を見つけました。初秋の山に登ると、よく見られる山野草です。
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これが三本滝ですが、以前来た時に比べると、水量が減ってしまっているようです。少し寂しい眺めでした。
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三本滝の前で、今回参加した登友会のメンバー(私は入っていません)が揃って記念撮影をしました。今回は女性3名、男性6名の構成です。
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ゴゼンタチバナが、赤い実を結実させていました。まるでクリスマスに飾るリースを彷彿とさせる色合いです。これも秋の季節の贈り物ですね。
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三本滝からの登山道は、途中の車道を伝いながら次の目標となる冷泉小屋を目指しますが、この辺りから紅葉は見事な景色を見せてくれるようになりました。車道に出るたびに、メンバーは青空の下に映える紅葉の撮影に余念がありません。
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車道歩きは綺麗な紅葉が見られましたが、登山道に入ると周囲の景色が見えません。ひたすらの登りを続けます。
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車道の脇に広いスペースを見つけて、ここで初めての休憩タイムを取りました。行動食などを食べて栄養補給に努めます。
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秋の日に輝くような紅葉の下を、登友会のメンバーはひたすらの頂上を目指して足を進めます。
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また車道に出ました。ここの紅葉がまた見事なものです。こんな景色を目の当たりにすると、疲れが一気に吹き飛んでくれます。今回の登山はこれを見るのが目的でしたから...(o^^o)
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次の中継ポイントである位ケ原山荘に到着しました。時間は既に11時を回っていますが、みんな時間を気にせず休憩です。気温が下がっていますから、日陰にいると寒くて1枚余計に着たくなりました。
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位ケ原山荘からはしばらく車道歩きが続きました。ここからはちょうど乗鞍岳の山頂が見えますが、まだまだかなりの先に見えています。
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高度が上がるにつれて、紅葉の樹林帯に別れを告げて、岩場の続く山道へと足を進めていきます。なかなか辛い山道です。
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黄葉の山原の向こうに穂高連峰が見えるようになりました。雄大な眺めにウットリとしながらカメラのシャッターを押しました。次はあの山頂にも立って見たいものです。
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登山道の脇に霜柱が見えるようになりました。歩いているとそんなに感じませんが、ジッとしていると寒いです。下山してきた人の話では、頂上直下の稜線上は、風がかなり強くなっているようです。
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チングルマの大群落がありました。強い風に果穂がなびいています。初夏に花が咲いていた時の眺めは、また見事なものだったでしょう。
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ここは観音平という名前だったか記憶が定かではありませんが、車道の右奥の建物がトイレになっていました。ここで小休止をとって足を進めます。
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この日の昼食は肩の小屋で取ることにしていましたが、時間は既に12時を回り、かなり疲れも溜まってきました。足取りが重くなりましたが、スキーヤーが夏スキーを楽しむ雪渓の脇の岩場伝いに足を進めます。
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肩の小屋でちょっと遅い昼食を済ませ、乗鞍岳山頂を目指します。小屋にザックをデポしてもらい、身軽になって足を進めますが、それでも私の足は重くて重くて先へ進むのが大変でした。
ここからの写真はカメラのホワイトバランスがオートからズレてしまい、画像ソフトで補正していますから、少し色合いが異なっています。
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肩の小屋から最後の登りを上がり通して、全員で無事に山頂に立つことができました。恒例の山頂記念写真の撮影です。この時はたまたま居合わせた外人さんにカメラのシャッターを押してもらいました。
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山頂の標識プレートを持って、コーヒー党の記念撮影です。乗鞍岳山頂にはこれで4回目に登頂になりました。
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山頂直下のハイマツ帯には、ホシガラスがたくさん舞い飛んでいました。でも、近くに降りてくれませんから、なかなか撮影チャンスには恵まれませんでした。
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畳平のバスターミナルから三本滝レストハウスまでシャトルバスで下ることになりましたが、最後にホシガラスを撮影するチャンスに恵まれました。でも、この後、バスの時間に間に合わせるために、駈歩をすることになってしまいました。

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by coffeeto-p2 | 2017-10-15 06:00 | 自然 | Comments(0)

白樺峠の風景と山野草

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各地から紅葉の便りが聞かれるようになり、日一日と秋が深まってきた今日この頃です。冬の到来を予感させるような寒気に包まれたり、夏日がぶり返して汗をかいたりと、気温の変化が大きい日が続きます。春先の天気の移ろいは三寒四温という言葉で言い表しますが、秋が深まりつつある今頃の天気も、これと同じことが言えるのではないかと思います。着る物についても先日の冷え込みで半袖シャツを仕舞ってしまいましたが、今日はそれが早過ぎたかなと思える暑さを感じています。
標高の高い山では既に紅葉の見頃を迎えていますが、今後は次第に高度を下げて紅葉前線が南下中だと思います。私が住んでいる東京周辺では、11月中旬以降が見頃になるでしょうか? 紅葉狩りに出掛ける人達で、週末の高速道路は大渋滞する状況になっているようです。
さて、今回紹介している写真は、9月25日(月)早朝に長野県の白樺峠にある鷹見台で撮影したのもです。前日の日曜日は座る場所もないほど混雑していましたが、平日の早朝ということもあって、この日は座る人もまばらです。
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桟敷席の一画に腰を据えて、さてこれからタカ渡りの観察に入ろうかと言う時ですが、眩しいほどの朝日を浴びて振り返ると、桟敷席の上段から向こうに綺麗な景色が広がっていました。
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こちらは白樺峠の駐車場から登ってきたところにある展望台から見た乗鞍岳(標高3,026m)の雄姿です。木の葉が色づき始めて秋の気配を漂わせています。この翌週に、登友会の月例登山で綺麗な紅葉の中をあの山頂まで登ってきましたから、その結果についてはまた紹介したいと思います。
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白樺峠で2泊目の車中泊をしたこの朝は、前日の日曜日のような人の集中はありません。駐車場も朝からガラガラでしたから、ノンビリと山道を登りながら山野草の写真撮影を楽しむことが出来ました。これはイナカギクと呼ばれるヤマシロギクでしょうか。
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白樺峠の駐車場から鷹見台まで登って来るのに20分ほど掛かりますが、桟敷席の周辺にはこのマツムシソウがたくさん咲いていて、晩夏から初秋への季節の移ろいを感じさせてくれます。前に紹介した “白樺峠のチョウ” は、このマツムシソウに吸蜜に来たチョウの仲間を撮影したものです。
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白樺峠から鷹見台まで登るコースは、池のすぐ上から車でも登れるコースと、トイレのある駐車場のところから登る歩き専門の山道コースがあります。2つのコースが合流するところに乗鞍岳の見える展望台がありますが、そこでピンク色の可愛い花を咲かせていたカワラナデシコです。
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最終日のこの日は天気に恵まれましたが、前日に2,000羽を超えるタカが渡りましたから、あまり成果が期待できません。午後3時前には帰路に就きたいと思いますが、帰りの山道に咲いていたこのアキノキリンソウも、少し寂しそうな姿をしていました。

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by coffeeto-p2 | 2017-10-11 06:00 | 自然 | Comments(0)

坪庭から縞枯山〜その5

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8月も後半に入り、いよいよ秋の気配が漂い始める季節となってきました。野鳥の世界では、秋の渡りのシーズンに入っています。この時期の干潟や田んぼは、渡りをしていくシギやチドリの仲間で賑わいますから、そんな様子を観察しながら足を運んで来るのが楽しみになります。でも、この時期の田んぼ巡りは猛暑との戦いにもなりますから、それなりの覚悟が必要ですが、シギチとの出会いの楽しさが優ります。
水辺の鳥たちの観察だけではなくて、山の鳥の動きも気になります。この書き込みがアップされるこの週末は、土日に分けてシギチ観察と山の鳥観察に出かけていることだと思いますが、どんな成果を上げることができるでしょうか? その結果については、またこのブログで紹介したいと思います。
さて、今回は八ヶ岳の坪庭から縞枯山(標高2,403m)を歩いて来た結果報告の続きで、登頂後に展望台に立ち寄り、坪庭手前の森林浴展望台で休憩するまでをまとめてみました。この写真は、縞枯山頂から下山途中にあった展望台への分岐路の標識です。

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登山道から展望台まで数分の距離でした。そこは大きな岩が積み上がっている場所で、目の前には隣の茶臼山(標高2,384m)が、そして眼下には諏訪市街地が見渡せるところでした。でも、天気予報通り雲行きが怪しくなって、ガスに巻かれがちで見通しが良くききません。
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流れる雲の間から、辛うじて向こう側の茶臼山(標高2,384m)の姿を捉えることが出来ました。もう少しユックリと周囲の景色を楽しみたいところでしたが、天候が悪くなりそうだし、他の登山者たちもやって来ましたから、早々に移動することにしました。
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登山道周辺には、前回も紹介したコバノイチヤクソウがたくさん咲いていました。足を止めて撮影していると、汗がドッと噴き出して来ます。
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この日は、坪庭から雨池峠を経由して縞枯山(標高2,403m)に登り、茶臼山方向に下山して五辻の分岐から坪庭へ戻るコースを歩いて来ました。登りは結構急登でしたが、下りの登山道もこんな感じで、岩がゴロゴロした山道でした。
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ここは縞枯山と茶臼山の中間地点になる鞍部です。ここから五辻の分岐まで下るわけですが、その途中でとうとう雨が降り出してしまいました。慌ててレインウェアを着用しましたが、汗で蒸れますから、着用していてもいなくても、濡れてしまったことに変わりありません。(^^;;
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ここでまたコバノイチヤクソウの写真を紹介しますが、とにかくたくさん咲いていて、よく目につきましたから、山歩きの印象として紹介します。
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ここに並んでいる樹木の向こう側は、枯れ木が繋がる縞枯帯です。ここにも縞枯山の名前の由来を見てくることが出来ました。
先ほどまで強く降っていた雨は、この辺りでは小降りとなりました。暑くて蒸れますから、レインウェアの上だけ脱ぐことにしました。
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ここが五辻の分岐です。正面奥が降って来た登山道になります。ここを右方向に進めばメルヘン街道と呼ばれる、麦草峠を越える国道に行き当たります。ここからロープウェイ山頂駅方向を目指しますから、左側に道をとります。
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登山道の両側は、ササ原に埋め尽くされていましたが、その中にこのヒメシャジンの花を見つけました。先ほどの雨に濡れて、筒形の花弁には水滴が付いています。
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ヒメシャジンの花期は始まったばかりのようです。こちらには、蕾の状態の株を見つけました。夏から秋の山を彩るキキョウ科の山野草です。
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こちらが森林浴展望台です。登山道に沿って、小さなウッドデッキが作られていました。坪庭には、ここまで往復1時間の散策ができる旨の案内が出ていました。坪庭に戻る前に、私はここでお昼の食事を食べることにして、大休憩を取りました。
この日のお天気は晴れたり雨が降ったりを繰り返しましたが、晴れると日光が暑いくらいで日陰が恋しい状況です。雨が降るとレインウエアでは暑いので、傘を差して歩くことにしました。

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by coffeeto-p2 | 2017-08-27 06:00 | 自然 | Comments(0)

坪庭から縞枯山〜その4

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甲子園で繰り広げられた今年の高校野球は、埼玉県の花咲徳栄高校が優勝して熱戦の幕が閉じられました。地元の代表校や自分の生まれ故郷の代表校などの勝敗が特に気になりますから、テレビ観戦はできないまでも、その結果についてはニュースを見ながら一喜一憂していました。高校野球は今や夏の風物詩そのものになっていますが、これが終わってしまうと、そろそろ秋風が吹き始める季節を迎えることになります。まだまだ暑い日は続きますが、日ごとに夕暮れの時間が早くなると、季節の足音が一歩、また一歩と前に進んでいることを実感させられます。これで秋の風が吹いてくると、また自然界にはいろいろな変化が生まれます。フィールドへ出て、四季の移り変わりを見てくるのは、飽きることのない楽しみであると思います。
さて、これまで八ヶ岳を歩いてきた結果紹介をしていますが、4回目の今回はその続きで、坪庭から縞枯山(標高2,403m)の登頂までをまとめてみたいと思います。坪庭から登山口である雨池峠までは木道が整備されて、とても歩きやすいコースになっていました。
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これが縞枯山荘です。樹林帯を抜けると広い草原が広がり、その中にこの山小屋が建っていました。気持ちの良さそうな山小屋です。この日は午後から雨が降る予想でしたが、ここまでは晴れたり曇ったりの空模様で、青空も見ることが出来ました。
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バイケイソウの花が咲いていました。でもその葉を見ると、よほど美味しいのでしょう、虫達に食われて穴だらけです。
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雨池峠に向けて、ササ原の中を歩きやすい木道がずーっと続いています。高原ハイキングには、もってこいの場所であると思います。
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ここが登山口になる雨池峠です。峠という名前が付いているのに、水溜りでぬかるんでいる状態でした。左奥へまっすぐ進めば雨池に至りますが、私は右奥の森の中へ続く道を辿って縞枯山の山頂を目指します。
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森の中へ踏み込むと、倒木にこんな粘菌が張り付いていました。綺麗なオレンジ色ですから、離れたところからでもよく目立ちました。
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縞枯山は坪庭から見た時には、森の中に包まれた穏やかな山のように見えましたが、登山道に取り付いてみるとこんな風に岩がゴロゴロしていて、おまけに登りも大変に急な山道です。頂上へ着く前に息が上がるし、汗もびっしょり掻いてしまいました。
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山道を登っていくと、コバノイチヤクソウが咲いていました。初めはパラパラと咲いていたものが、登るに連れてとてもたくさん目につくようになりました。
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ここが縞枯山(標高2,403m)の山頂です。周囲は樹林帯に囲まれていて、見通しが全く利きません。標識が立っていなければ、とても山頂とは思えない場所ですが、登頂記録として写真撮影は欠かせません。
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縞枯山の山頂で汗を拭きながら休憩をとりました。次に向かうのは展望台を経由して五辻の分岐方向ですが、歩き始めると薄暗い林床に、またたくさんのコバノイチヤクソウが咲いていました。
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尾根道の途中に、枯れ木が目立つ場所がありました。縞枯山の名前の由来となっている縞枯れ現象の中に入ったようです。山の樹木が帯状に枯れて、また再生していくことを繰り返しているようですが、学術的にはその理由が解明されていないとのことです。
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展望台へ向かう尾根道も、殆ど樹林帯の中で少し薄暗い道です。その中に、ギンリョウソウの群生地がありました。一面にたくさんのギンリョウソウが生えています。これもまた面白い風景です。
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薄暗い樹林帯の林床です。葉緑素を持ちませんから、花姿は白一色です。これを上手く撮影するには、露出の補正が難しいですね。最近のカメラは性能が良くなっていますが、私の腕ではこんな感じに撮るのが精一杯でした。
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登山道からちょっと離れた林床に、見慣れない姿のこんなキノコを見つけました。まるで盃を置いたようですが、中に入っているのはお酒ではなかったようです。(^^;; 後から調べてみたのですが、フジウスタケという名前でしょうか? 毒キノコであるようです。

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by coffeeto-p2 | 2017-08-26 06:00 | 自然 | Comments(0)

坪庭から縞枯山〜その2

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昼飯に、職場近くの立ち食いそば屋を利用しました。野菜かき揚げとイカ天をトッピングトッピングしてもらって510円ということですから、とてもリーズナブルな価格です。先週末に2泊3日の家族旅行で裏磐梯に出掛けてきましたが、3日とも昼食は天ぷらそばを食べていました。値段もそれぞれバラバラでしたが、初日に東北自動車道の下りの安積パ-キングエリアで食べた天ぷらそばが、一番美味かったと思っています。同じ天ぷらそばでも、続けて食べると美味さの比較が出来て面白いものです。
さて、今回紹介するのは8月最初の週末に足を運んだ八ヶ岳の坪庭から縞枯山(標高2,403m)にかけて歩いて来た結果です。今回は2回目ですが、坪庭を周遊した際に観察した山野草を中心に紹介します。最初に紹介している写真は、坪庭の第一休憩所からロープウェイ山頂駅を撮影したものです。
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花茎に沿って白い花を穂状に咲かせていました。基部に茶色のムカゴがまだらに残っています。これはムカゴトラノオですね。
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坪庭の散策路を歩いていると、葉の脇から花柄を伸ばして、小さなピンク色の蕾のような花を咲かせた、この花がいくつも目につきました。これはイワアカバナですね。
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この山並みの向こう側に、北横岳(標高2,473m)があるはずですが、坪庭からその姿を見ることはできません。
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コケモモです。とても小さい株でしたが、立派に実を付けていました。これがあの美味しいコケモモジャムになるんですね。下山後、山麓駅でコケモモのソフトクリームを食べて、お土産にコケモモのジャムと羊羹を買ってきました。(^^;;
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ヤマホタルブクロです。紅紫色で筒型の花弁が二つ並んで咲いていました。2000mを超える高山でなくても、見られる山野草ですが、ここでは高山植物の仲間と一緒に咲いていました。
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北八ヶ岳の坪庭は、今から2000年ほど前に北横岳が最後の噴火をした時に、流出した溶岩流で形成されたようです。盆地状の地形の中に大量の溶岩が堆積していますが、その中にあった第一休憩所がこの場所になります。
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坪庭から続く笹薮の中にイチヤクソウの花を見つけました。今回は、縞枯山(標高2,403m)に登ってきましたが、登山道の周辺にとてもたくさん観察することができました。この坪庭の周辺でも、その姿を確認することが出来ました。
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溶岩の大きな岩の間にひっそりと咲いていたオトギリソウです。この仲間にはイワオトギリとかサワオトギリとかいろいろあるようですが、私には識別できるだけの知見がありません。岩の間に咲いていたからイワオトギリというわけにはいきませんね。(^^;;

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縞枯山に続く溶岩台地ですが、今では緑に覆われようとしています。
この日の天気予報は、午後から雨のマークが出ていましたから、雲の流れが気にかかります。
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こちらは近くにあった立て札にチョウジコメツツジと名前が記載されていましたから、間違いないと思います。落葉低木の高山植物であるようです。
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立派な花穂を立てていたアキノキリンソウです。高山植物は丈の低いものが多い中で、背丈の高いキリンソウは、この黄色い花穂とともに遠くからでもよく目立ちます。

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by coffeeto-p2 | 2017-08-24 06:00 | 自然 | Comments(0)

坪庭から縞枯山〜その1

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高速道路が大渋滞したり、新幹線では100%以上の乗車があるなど、お盆休みの喧騒は毎年のことですが、それもひと段落した感があります。私の職場ではカレンダーどおりに業務を行っていて、職員は交代で夏休みを取っていますから、このお盆の時期は通常の半分くらいしか人がいないような状況でした。事務室の中も閑散としていましたが、今週からはほぼ通常体制に戻って来ました。職場に人がたくさんいるだけで、何となく活気が出て来たような気がします....見た目だけで実際に仕事が捗っているかは分かりませんが....(^^;; ガランとした事務室にいるのは、なんとなく落ち着きません。やはり人が多い方が居心地が良いと感じています。
さて、8月の山の日の祝日から続く三連休は、八ヶ岳へ行って遊んできましたから、今回から続けてその結果を紹介したいと思います。
最初に紹介するこの写真は、北八ヶ岳ロープウェイの車内から撮影した八ヶ岳連峰の眺めです。
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高山植物がもうソロソロ見納めだから、今のうちに観察してこようと計画を立てました。足を運んで来たのは、北八ヶ岳ロープウェイで登った標高2,200mの坪庭です。車で山麓駅まで行けば、わずか10分で高山植物が咲く坪庭まで運んでくれますから、お手軽に観察できます。そして今回は、縞枯山(標高2,403m)にも登頂して来ましたから、その結果も合わせて紹介したいと思います。
山頂駅を降りて直ぐのところで目に付いたのが、この黄色い花をたくさん咲かせていたキンロバイでした。
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キンロバイは落葉低木の高山植物ですが、平地でも生育できるようです。環境適応能力が高いんでしょうね。写真を撮っていると、ヒラタアブの仲間が吸蜜に来ました。
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北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅を降りたところです。目の前に坪庭の景色が広がっています。
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こちらはピンク色の可愛い花をたくさん咲かせていたイブキジャコウソウです。夏山登山に行くと必ず目にする高山植物ですね。ピンク色の絨毯のように咲いていますが、中には白色の花もありました。
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草むらの中で目立たない花を咲かせていたのは、ランの仲間のホソバノキソチドリです。コバノトンボソウとよく似ていて区別が難しいですが、トンボソウは距の部分が上を向いていて、キソチドリは下を向いているところで区別するようです。
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坪庭の中に続く散策路です。北横岳(標高2,473m)方向への登山道は、この道から続いています。4年前にここを通って登ってきましたが、その時は初めての雪山登山でした。スノーモンスターに囲まれた真白な雪原の中を歩くのが、とても新鮮な感覚であったのを覚えています。
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坪庭周辺には、アキノキリンソウがたくさん咲いていました。これも夏の高山を彩る山野草の定番です。
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こちらも山野草としては夏山定番のオトギリソウです。やはり黄色い花を咲かせていました。
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坪庭の中に祠が祭ってありました。のぼり旗を見ると「横岳神社」という文言と「諏訪大社」という文言が見えました。
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このひょろっとした小さい花は何だろうか? 高山植物の図鑑を見てもなかなかわからなかったのですが、葉の形からどうやらサワギクであるようです。それにしても2,000mを超える高山では、こんなナヨッとした姿になってしまうんですね。
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こちらも黄色い花ですが、東京近郊でもよく見ることが出来るニガナの花ですね。これも環境適応能力が高く、平地でも高山でも普通に観察できる花です。

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by coffeeto-p2 | 2017-08-23 06:00 | 自然 | Comments(0)

尾瀬沼周遊~その3

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8月7日(月)の朝です。この建物は宿泊した長蔵小屋ではなく、小淵沢田代という湿原への登山口にあった尾瀬沼ヒュッテです。
昨日は朝一番で七入駐車場から登り始め、沼山峠を経由して尾瀬沼に到着しました。午後からは尾瀬沼一周のハイキングを楽しんで来ましたから、かなりの距離を歩いて来たことになります。長蔵小屋では蚕棚の8人が寝られる部屋でしたが、この部屋に寝たのは私ともう一人だけでしたから、手足を伸ばしてゆっくり休むことが出来ました。
長蔵小屋には、午後4時からお風呂の用意がありました。到着してからお風呂があることを知ったので、湯に浸かって汗を流すだけでしたが、嬉しいプレゼントになりました。夕食まではビールを飲みながら書棚のあるラウンジで時間を潰し、夕食でもビールを飲んでいましたから、部屋に戻った時には程よい疲労感とともに気持ち良くなり、消灯時間前には寝てしまいました。
目が覚めたのは朝6時前でした。ずいぶん長く寝てしまいました。でも、気持ち良く目覚めることが出来ました。朝食を済ませ、この日は小淵沢湿原を経由して、七入駐車場まで戻る予定です。自宅までは4時間以上かかりますから、昼前には駐車場まで下山したいところです。
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地図で確認すると、小淵沢田代という場所でも湿原の花が咲いているようです。帰り道に様子を見てこようと思います。尾瀬沼ビジターセンターの脇から登山道に取り付くと、オトギリソウの花が目につきました。
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尾瀬沼から小淵沢田代までは一山越えてまた下らなければなりません。予想以上に登ることになりました。朝からまた一汗掻いてしまいましたが、山間の湿原でも、色々な花を観察することが出来ました。こちらはその中の一つネジバナの花です。
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小淵沢田代の湿原の中にあった池塘です。直ぐ近くまで木道が敷かれていました。池の底まで見通せる透明な水を湛えていましたが、昨日の強烈な夕立の影響でしょうか、木道の一部も水の中に浸かっているような状況でした。
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こちらのトリアシショウマは、湿原の中ではなく、山道の途中で撮影したものです。帰りの沼山峠への登りで撮影したものかと思います。
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小淵沢湿原の中に続く木道です。といっても馬場が20cmくらいの板を置いただけのものですから、バランスを取りながらでないと踏み外してしまいます。
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小淵沢田代から大江湿原へ下って来ました。ここで今回唯一見つけた、サワランの花を撮影することが出来ました。しかし、この花は花弁をあまり開いてくれません。つぼみが膨らんだような状況ですが、以前見た時もこれと同じ蕾のような花でした。
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湿原にとてもたくさん見られたのは、このキンコウカの花でした。丈はそんなに高くありませんが、 茎の先に固まって咲く花穂はゴージャスで見応えがあります。
特に小淵沢田代と沼尻平の湿原には、大きな群落がありました。
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こちらは高原の定番であるニッコウキスゲの花です。でも、尾瀬沼周辺ではとても少ない感じがしました。大江湿原でも木道を歩くと所どころに咲いているのを見る程度でした。一面の花畑を期待したのですが....(-_-)
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大江湿原で観察したこちらはミズチドリです。数は多くありませんが、湿原の中に点々と咲いているのが確認できました。奥日光の戦場ヶ原では7月中旬に観察しましたが、こちらの開花時期はそれより少し遅いようです。
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ちょっと見にはタンポポの花のように見えてしまいますが、湿原の中に咲いていたこちらはオゼミズギクです。夏から秋にかけて、尾瀬の湿原を賑わす花になるようです。
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この時期の尾瀬沼周辺には、アカトンボがたくさん舞っていました。秋には里へ下っていくと思いますが、夏の高原一帯はトンボの楽園のようです。湿原のキンコウカにもアカトンボが止まって羽を休めていました。
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木道の直ぐ脇に見つけたギンリョウソウです。葉緑素を持たないこの植物は、樹林帯の薄暗い環境の中にしか生育できないようです。山道を歩いていて見つけると、つい足を止めてしまいます。
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ピンク色の可憐な花を咲かせていたトキソウです。沼尻平の湿原にたくさん咲いているのを見つけることが出来ました。以前、トキソウが激減していると聞いて、池の平湿原周辺を探したことがありましたが、ここへ来ていれば苦労しないで見つけることが出来たと思います。
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こちらは薄暗い林床内に咲いていたオトギリソウですが、ただのオトギリソウの他にイワオトギリというのもありますが、これは花の大きさが6〜7mmほどしかありませんから、サワオトギリになると思います。
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小淵沢田代から下ってくると、尾瀬沼に流れ込む大江湿原の中の川を渡ることになります。川の周辺にはノアザミやオタカラコウなどがたくさん咲いていて、ちょっとした花畑を形成していました。
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これも湿原の中にたくさん観察できたアブラガヤです。緑の湿原の中に茶褐色の穂をつけていますから、自然と目につく存在でした。
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こちらは、湿原を離れて、沼田街道の山道を歩いている時に、登山道に沿った薄暗い林床で観察したアリドオシランです。名前の通りランの仲間です。花の大きさは5〜6mm程度しかない小さな花でした。
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この赤い実は何でしょうか? 上を向いて実を付けていますから、調べたら名前がわかると思っていましたが、残念ながら諦めました。
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大江湿原から沼山峠へ向けて山道を登っている時、日当たりの良い場所にこのヤマハハコが、いくつか姿を見せていました。
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沼山峠の手前に展望台が有りますが、そのすぐ下に続く山道を周辺の風景とともに撮影したものです。展望台からの風景は、尾瀬沼が少し見えるだけで、パッとした眺めではありません。
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沼山峠の展望台に咲いていたタデの仲間ですが、これはオンタデでしょうか? この日は帰りの高速道路の渋滞が気になって、早く下山しようと思っていたので、二、三枚の撮影をしただけで直ぐに足を進めました。
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山道の脇に咲いていたこの花を見つけた時は、カラマツソウかと思いましたが、葉の形が違います。切れ込みがあってモミジの葉のようですから、これはモミジカラマツになりますね。
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沼山峠からだいぶ下って来たところで、このカニコウモリの群落を撮影しました。蕾が膨らんだ状況で、花はまだこれからという感じでした。
下山後に、七入駐車場の管理人のご主人に聞いたら、桧枝岐村のアルザの湯を紹介してもらいました。通常500円の入浴料が300円になるということで、チケットを購入し、桧枝岐村入口の温泉へ直行しました。露天風呂でサッパリと汗を流し、お陰様で、爽快な気分で帰路につくことが出来ました。

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by coffeeto-p2 | 2017-08-20 06:00 | 自然 | Comments(0)

尾瀬沼周遊~その2

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8月6日(日)は、時折雲が出ることもありましたが概ね晴れてくれました。陽が差すと暑いくらいの陽気の中を、尾瀬沼周遊を目指して桧枝岐村の七入駐車場を出発しました。沼山峠を経由して、4時間ほどの行程で昼前には尾瀬沼に到着することが出来ました。かなり汗も掻いて登って来ましたが、心地よい疲労感を味わうことが出来ました。到着時は晴れて日差しが強烈でした。何処かで昼食をと思いますが、日差しが強烈で暑さがジリジリと突き刺さってくるようです。日当たりの良い場所は避けたいですから良い場所はないかと探し回ると、長蔵小屋の裏手の湖畔に日陰のベンチを見つけました。日陰に入ると空気が爽やかで気持ち良く、お昼を食べるには良い場所です。携帯コンロで湯を沸かし、3分で調理できるモンベル製の山ごはん(リゾッタ)を作り、レトルト食品の肉じゃがを温めました。これで味噌汁を作ればもう立派なお昼メニューです。食後にコーヒーを淹れて尾瀬沼の景色を眺めていると、充実感に包まれ至福の時を過ごしていると体感できました。辛い山道を登ってきても、この楽しみがあるからまたやって来たいと思えます。この写真は、三平下湿原から尾瀬沼越しに燧ケ岳を撮影したものです。
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尾瀬沼に到着する前に通過して来た大江湿原でも、長蔵小屋に近い釜ッ堀湿原にも、このコオニユリの花が咲いていました。この時期がちょうど花期に当たっていたようです。手頃な撮影対象になってくれました。
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湿原の花として、この時期にとてもたくさん見られたのはこのキンコウカです。大江湿原に限らず、尾瀬沼の周辺の湿原ではどこでもこの花が咲い見頃を迎えていました。
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これは今夜のお宿になる長蔵小屋の目の前にあった、尾瀬沼ビジターセンターです。昼食後、山小屋にチェックインするのはまだ早いですから、午後は尾瀬沼の周回コースを回ってくることにしました。
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こちらはワタスゲになります。今回訪問した尾瀬沼周辺では、思っていたより数が少なかったように感じています。でも、やっぱり高原にはたくさんあってほしい山野草です。
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星形の穂を付けている面白い形をしています。湿原に繁殖する菅の仲間であると思いますが、特徴的な形をしていましたから撮影対象となりました。後から調べてみると、こちらはカヤツリグサ科のミタケスゲであると思われます。
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長蔵小屋の裏手で昼食をとって尾瀬沼周遊に歩き出しましたが、まず最初に紹介したいのが昼食をとった場所の前にあった、この釜ツ堀湿原の風景です。
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尾瀬沼の周辺に野鳥の姿はあまり目立ちませんでした。でも、この時は遊歩道近くの枯れ木に2羽のキジバトが飛来してくれました。写真を撮ろうと思ったら、2羽が仲良く寄り添う姿を見せてくれました。
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釜ッ堀湿原から時計回りに歩き始めましたが、間もなく広い湿原に出ることが出来ました。ここは大清水から入ってくる三平峠の下に広がる湿原です。
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この建物は、三平峠への分岐路にある尾瀬沼山荘です。ここには尾瀬沼休憩所とトイレも設置されていて、休憩を取る人たちが多くいました。
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ミヤコザサの上に留まってくれたのはヒメキマダラヒカゲです。割合標高の高い所で観察できるチョウですから、見つけると少し嬉しくなりました。
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尾瀬沼周辺の湿原にたくさん観察できたこの白い花はイワショウブです。図鑑には花序や花柄には繊毛があって粘るとありましたが、残念ながら現地でそれを確認できることはありませんでした。
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こちらも湿原の中にたくさん観察することが出来た山野草ですが、ラン科のコバノトンボソウです。後方の距と呼ばれる部分が細長く跳ね上がるところから、トンボが飛んでいる姿に見立ててこの名前が付けられたようです。
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尾瀬沼の地図にはこの場所に沼尻休憩所があると記載されていました。でも、沼尻に到着してみると焼跡ばかりで建物がありません。2~3年前に出火して消失してしまったとのことでした。
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湿原の中から茎をまっすぐ立てて、その先に白くて小さい花を咲かせています。個々の花は目立つわけではありませんが、固まってとてもたくさん咲いているとそれなりに存在感を感じます。図鑑で調べてみると、カヤツリグサ科のミカヅキグサになるようです。
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紅色の繊毛をたくさん出していたこれはモウセンゴケです。食虫植物として有名で、白色の花も咲かせるようですが、今回は花を見ることが出来ませんでした。
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ここが沼尻平に広がる湿原です。この辺りでは、キンコウカのほかモウセンゴケやミカヅキグサもたくさん見られましたが、それ以上にランの仲間をたくさん観察することが出来ました。
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同じ沼尻平で撮影したコバギボウシです。これはなかなか見応えのある美しい花姿をしていました。
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沼尻平から少し進んだところにあるオンダシとよばれる地域の風景です。静かな沼の環境を象徴するような眺めでした。
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花の形がカラマツの葉のような形をしていることから名づけられていますが、葉の形がモミジの葉のようであるところから、これはモミジカラマツになります。
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薄い緑色の花を花茎に沿ってたくさん咲かせていました。緑一色の草原の中ではあまり目立ちませんが、背が高いので他の草の上に出ています。これがタカネアオヤギソウですね。
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花穂に沿って、黄色い星のように開いた花をたくさんつけていたこの花がキンコウカです。今回訪問した湿原の中では、どこにも普通に咲いている花でした。
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初夏に白い花を咲かせるチングルマの花穂をみつけました。高い山に登ると群生するところを見ることがありますが、ここではほとんど咲いていませんでしたから、この花穂がとても目新しく感じました。
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最後に紹介するのがノアザミの花に吸蜜のために集まったイチモンジセセリ達です。この花にこれだけ集まっていたのは、よほど美味しい蜜が出ていたのでしょう。
午後3時過ぎに長蔵小屋に到着できましたが、直前からカミナリの雷鳴が鳴り響き、空が暗くなりました。小屋に入るとすぐに物凄い夕立ちが降り始めました。すんでのところでびしょ濡れになるのを免れましたが、その後から入って来た人たちは、お気の毒な状況でした。

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by coffeeto-p2 | 2017-08-19 06:00 | 自然 | Comments(0)

尾瀬沼周遊~その1

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♬夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬とおい空...♬ と歌われている尾瀬には、もう20年近く前になりますが、友人らと戸倉からシャトルバスに乗り、鳩待峠から入って尾瀬ヶ原を歩いてきたことがありました。でも尾瀬沼にはこれまで足を踏み入れたことがありませんから、一度は訪れてみたい憧れの場所の一つとなっていました。自然のままの姿が保護されていて、人の手があまり入っていない静かな環境ですから、その中にどっぷり浸かって、自然観察を楽しんで来たいと思います。今回は山歩きを兼ねて訪ねてみることにしました。
尾瀬沼に入るには、桧枝岐村の御池からシャトルバスを利用して沼山峠から歩くコースが一般的です。また、大清水から三平峠を越えて入るコースや、健脚の人は尾瀬ヶ原を抜けて沼尻川沿いに入ってくることもできます。今回私が選んだコースは、桧枝岐村の七入駐車場から沼田街道と呼ばれる山道を抜けて沼山峠まで登り、そこから尾瀬沼へ下るコースをとることにして、尾瀬沼湖畔の長蔵小屋に予約を入れました。
コースタイムを見ると、七入駐車場から沼山峠までが3時間、沼山峠から尾瀬沼までが1時間の合計4時間が標準コースタイムとなっています。朝一番に登り始めれば昼頃には尾瀬沼に到着できそうです。尾瀬沼一周のコースタイムは3時間となっていますから、余裕をもって午後4時前には山小屋に到着できそうです。
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今回尾瀬沼を訪問したのは8月の第1週末のことでした。スタート地点の七入駐車場まで、我が家から車で4時間以上かかりますから、8月7日(月)に夏休みをとって三連休とし、8月5日(土)は移動日として七入駐車場で車中泊をすることにしました。
途中にあった “道の駅たじま” でゆっくり休憩をとり、夕方到着すると駐車場入口に、このオオウバユリが道標のように待ち構えていました。
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ここが七入駐車場です。赤い屋根の建物の向こう側は、有料のオートキャンプ場となっていました。手前が無料の村営駐車場になります。
管理人さんは親切な方で、キャンプ場のトイレを利用させてくれました。
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ここが尾瀬沼へと続く登山道の入口です。脇の標識には “尾瀬自然観察の森遊歩道” と表示されていますが、ここからが地図に表示されていた、いわゆる沼田街道になります。
朝一番の爽やかな空気の中、ワクワクしながら足を進めました。
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登山道を進むと、間もなくこのヤマオダマキの花が出迎えてくれました。夏の山を彩る定番の山野草ですね。もちろん素通りは出来ません。その姿をカメラに収めてから足を進めます。
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白い花穂を並べていたこちらはオカトラノオです。これも登山道に入ってすぐのところに咲いていました。
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この日の気温はそんなに高くはなかったと思いますが、湿度が高くて歩いていると汗が噴き出してきました。少し開けた草原に出ると、ヨツバヒヨドリの花がたくさん咲いている群落がありました。
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ちょっと薄暗い登山道を登っていくと、見慣れない形をした植物を見つけました。これは何でしょうか? 初めて見るものかと思いますが、どうやらギンリョウソウになるのではないかと思います。花が咲いた後の実を付けた状態なのでしょうか?
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これはガクアジサイでしょうか、それともヤマアジサイでしょうか? タマアジサイというのもありますね。私には識別するだけの知識がありません。ご存知の方がいたら教えてください。
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沼田街道の登山道を2時間ほど登ったところに、この抱返ノ滝の標識が立っていました。せっかく登ってきたわけですから見ないわけにはいきません。小道を少し下ってみたところ、この滝が見えました。
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鬱蒼とした樹林帯に覆われた登山道の脇に、白くて小さい花が群落を作って咲いていました。ツルアリドオシですね。あまり花の多くない環境でしたから、これだけたくさん咲いていると、思わず足を止めて見入ってしまいました。
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朽ちた倒木の上に、オレンジ色の枝を広げた小さい菌類を見つけました。まるで海の中のサンゴの枝のような形をしていますが、名前も分かりません。こんなのを見るとどうしても写真に撮っておきたくなります。
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汗を掻きながら3時間の山道を登ってきたところで、やっと沼山峠の山の駅の建物が見えてきました。御池からここまでシャトルバスに乗って来るのが一般的なルートになります。でも、今回は山登りを兼ねての訪問になりますから、汗を掻きながら登ってくるのが目的でもありました。
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沼山峠の登山道のすぐ脇で、こんな小動物を見つけました。ノロノロと動いていたと思ったら、草の根もとで眠り込んでしまったのです。これはヤマネですね。私は初めて見る動物です。でも、寝入っていましたから、こんなに近くから近接撮影することが出来ました。
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これも沼山峠で撮影したものですが、ハナニガナの大群落でした。見事な眺めでしたから、思わずカメラを向けました。上のヤマネの写真を撮影したのも、このハナニガナの大群落のすぐ脇でした。
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沼山峠の山の駅でゆっくり休憩をとり、行動食を食べて栄養補給をしました。お蔭で元気回復しましたから、尾瀬沼に向かって足を進めると、そこに咲いていたのがこのゴゼンタチバナの花でした。
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沼山峠から少し登山道を登ると、間も無く尾瀬沼へ向けて下りの道になりました。木道が整備されていますから、歩きやすい道でした。日当たりの良い登山道脇に咲いていた、これはアザミの仲間のジョウシュウオニアザミです。
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登山道を下り切ると、そこに広々とした大江湿原が広がっていました。花の最盛期は6月から7月にかけてのことだと思いますが、それでも色々な花が咲いていて、楽しませてくれました。
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大江湿原の中は、色々な花が咲いていましたが、これもその一つでたくさん見られたノアザミの花です。
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ワタスゲも見られましたが、その数のなんと少ないことか、花の咲く大江湿原として名前が通っているようですが、ワタスゲに関しては期待外れといった感じでした。
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こちらはカラマツソウです。この花も、湿原のところどころで咲いていました。ワタスゲより多く咲いていたかもしれません。
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広大な大江湿原を進んでいくと、やっと尾瀬沼の湖面が見えて来ました。やっと憧れの尾瀬沼に到着することが出来ました。私にとっては、感無量の眺めです。
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まだまだ続く大江湿原の中に、このワレモコウの花も咲いていました。花穂の上の方から開花しています。咲いたところは鮮やかな紅色で綺麗でした。
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大江湿原の中を流れる川のほとりに、黄色い花の群落がありました。これはオタカラコウでしょうか。緑一色の湿原の中で、ここだけは黄色の花畑が広がっていました。
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お昼少し前には、本日の宿泊場所である尾瀬沼の長蔵小屋に到着しました。この日の天気予報は曇りでしたが、時折晴れるとすごく暑くなって日陰が恋しくなります。湖畔の日陰にあるベンチでお昼ご飯を食べて、午後からは尾瀬沼一周のハイキングをして来たいと思います。

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by coffeeto-p2 | 2017-08-18 06:00 | 自然 | Comments(0)