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奥日光の花とチョウ

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7月15日(土)から海の日の休日となる17日(月)にかけての三連休は、当初の予定では尾瀬に乗り込んで自然観察をしてこようと考えていましたが、予約を入れようとしたのが遅かったようで、既に山小屋が満杯になっていました。ガッカリしたのは言うまでもありませんが、予定を変更して足を運んできたのが奥日光でした。戦場ヶ原や小田代ヶ原を歩き回ってきたことで、野鳥も山野草もたくさんの成果を上げることが出来ました。撮影した成果を全部紹介しようと思ったら、1ヶ月以上掛かってしまいそうです。種類ごとにまとめて紹介しなければ、後がつかえてしまいます。野鳥写真は基本的に一種ごとに紹介するつもりですから、今回はそれ以外で印象に残った、花に吸蜜に集まって来たチョウの仲間の写真を紹介したいと思います。
まず始めは、ホザキシモツケの花で吸蜜するフタスジチョウです。
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小田代ヶ原の木道を歩いていると、フタスジチョウがとてもたくさん観察できました。ここではホザキシモツケに群がっているところも撮影出来ましたが、木道の上の獣糞に20頭ほどのフタスジチョウが集まっていると、塊が蠢いているようで気持ち悪いくらいでした。
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こちらはイブキトラノオで吸蜜するルリシジミです。小田代ヶ原を歩き回っているときに撮影しました。翅の裏側が白っぽいのが特徴ですが、表側の綺麗な瑠璃色の翅を撮影出来なかったのは残念でした。
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こちらもイブキトラノオで吸蜜するコチャバネセセリです。この時期は、戦場ヶ原でも小田代ヶ原でもイブキトラノオがたくさん咲いていて、どこでもチョウの仲間が吸蜜に集まっているのが印象的でした。
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こちらもイブキトラノオで吸蜜していました。モンシロチョウとその上に見える暗褐色のチョウはコチャバネセセリだと思います。小田代ヶ原のバス停の近くで撮影しました。
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同じくモンシロチョウですが、この個体はピンク色の花を咲かせているハクサンフウロで吸蜜していました。この写真も、小田代ヶ原のバス停の近くで撮影しています。
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こちらはイブキトラノオで吸蜜するミドリヒョウモンです。前翅中央の3本の条線が太く見えるところが特徴ですね。小田代ヶ原の木道を歩きながら撮影したものですが、ヒョウモンチョウの仲間は、このミドリヒョウモン以外を見かけることはありませんでした。
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このミドリヒョウモンはノアザミで吸蜜しています。小田代ヶ原のトイレを出たところで、目の前のノアザミに飛来していました。後翅の裏側が、やや緑色味を帯びているので、この名前がつけられているのかなと、個人的には思っています。
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こちらも同じ場所で撮影したものですが、ノアザミで吸蜜していたモンシロチョウです。上のミドリヒョウモンと一緒に吸蜜していましたが、両者は争うことなく仲良く吸蜜していました。
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最後に紹介するのはチョウの仲間ではなく、蛾の仲間になるイカリモンガです。とは言っても、チョウと蛾の明確な区別はないようです。前翅裏側のオレンジ色した斑紋が錨の形をしていることからこの名前がつけられたようです。明るいところに咲いていたハクサンフウロで吸蜜していました。
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こちらもイカリモンガですが、戦場ヶ原と小田代ヶ原を結ぶ樹林帯の中の、ミヤコザサの茂る林床に咲いていたカラマツソウで吸蜜しているところを撮影しました。
今回紹介しているチョウの写真を撮影した機材は、全てオリンパスのマイクロフォーサーズ機である E-M1mkⅡ + M.300mmF4 + MC-14 (換算840mm相当)で撮影したものです。花やチョウを撮影するため M.40-150mmF2.8 も携行していましたが、チョウの撮影に使うことはありませんでした。

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by coffeeto-p2 | 2017-07-25 06:00 | 昆虫 | Comments(0)

霧ケ峰高原の山野草~その2

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霧ヶ峰高原に隣り合わせて八島ヶ原湿原が広がっていますが、駐車場のある展望台から少し下った木道の上から八島ケ池とその周辺の風景を撮影してみました。手前にはレンゲツツジのオレンジ色の花が点在しています。池の向こう側に続く樹林帯は、その間の遊歩道を歩いた時に、カッコウの仲間が来て止まってくれました。ちょうど良い撮影対象になってくれましたから、その様子は “カッコウとホトトギスの競演” として紹介させてもらいました。
自然豊かな霧ヶ峰高原と八島ヶ原湿原を巡って、撮影して来た山野草などの写真を前回と今回の2回に分けて紹介しています。
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この写真は、八島ヶ原湿原の遊歩道から撮影したもので、北の耳(標高1,829m)、南の耳(標高1,838m)から蝶々深山(標高1,836m)へと続く山彦尾根を撮影したものです。
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黄色い花をたくさん咲かせていた、この花はキンポウゲです。現地にはアサマキンポウゲという立て札がありましたが、私には普通のキンポウゲとの区別が出来ません。湿原の周りにはたくさん見られました。
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緑一色の草原に、オレンジ色の花を咲かせていた、レンゲツツジの花です。これに加えて八島ヶ原湿原の周りではワタスゲが、車山湿原の周りではコバイケイソウの白い花が彩りを添えてくれました。初夏の高原らしい綺麗な花でした。
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青紫色の綺麗な花を咲かせていたアヤメです、八島ヶ原湿原の周回路の中の、特に御射山神社と駐車場のある展望台の間でたくさん咲いていました。爽やかで、澄んだ色合いでした。
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こちらはキイチゴの仲間であると思いますが、何という種類か私には知見がないので分かりません。でも、この花も遊歩道脇でよく目につきましたから、撮影対象になりました。
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車山肩の上まで登った時に咲いていました。チゴユリの花になりますが、おそらく、ここでは花期も終わりに近いと思います。他に咲いているものを見つけることは出来ませんでした。
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八島ヶ原湿原の鎌ケ池周辺で撮影したワタスゲです。奥日光の戦場ヶ原では、ワタスゲの大集落を見ることができますが、ここでは点々と咲いているくらいで、あまり多くは見られませんでした。
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獣糞で吸汁していたヤマキマダラヒカゲを見つけました。ミネラルを吸収しているものと思いますが、高原ではこのように獣糞にチョウの仲間がたくさん集まっている風景がよく観察できます。
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これも遊歩道脇にたくさん咲いていたグンナイフウロです。雌しべが飛び出した面白い形をしています。
一昨年、南アルプスの仙丈ケ岳(標高3,033m)に登った時は、タカネグンナイフウロという高山植物を観察して来ましたが、形はよく似ていました。
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by coffeeto-p2 | 2017-07-08 06:00 | 植物 | Comments(0)

霧ケ峰高原の山野草~その1

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通勤経路の途中にある商店街の七夕飾りが、街路灯に浮かび上がってとても綺麗です。真っ直ぐ伸びた商店街の先に、スカイツリーがスッキリと建っていて、ちょっとしたビューポイントです。今日も通りがかりの人が、スマホで写真を撮っていましたが、なかなか見ごたえのある風景ですから、写真に撮って、他の人にも見せてあげたくなる気持ちはよく分かります。かく言う私は、そんなビューポイントの紹介をしながら、写真も撮っていないですから、何やってるのと叱られかねません....。先日訪問した霧ヶ峰高原で撮影した風景写真で勘弁してください。
まず最初に紹介しているこの写真は、八島ヶ原湿原の遊歩道から鷲ヶ峰(標高1,798m)を撮影したものです。
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こちらの写真は、やはり八島ヶ原湿原の鎌ケ池越しに車山(標高1,925m)方向を撮影したものです。今回と次回に渡り、霧ヶ峰高原で撮影した、山野草の写真を中心に紹介してみたいと思います。
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さて、最初に紹介するのは、このコバイケイソウの花です。広い緑の草原の中に、オレンジ色のレンゲツツジの群落が広がっていますが、その所々に見える白い花がこのコバイケイソウでした。車山湿原と車山肩の間には、特に群生している場所があって、見事な眺めでした。
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草原の中をよく観察すると、スミレの仲間がたくさん咲いていました。後から図鑑で確認したところ、シロスミレであるようです。白い花で、上弁が反り返るように咲くのが特徴であるようです。葉は細長い形をしていました。
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こちらも草原の中に点々と見られた白い花ですが、ナデシコ科のオオヤマフスマです。小さくて目立たない花ですから、気をつけて見ないと見落としてしまいそうです。
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御射山神社の周辺は、鎌倉時代には流鏑馬などの競技場になっていたようです。周囲のなだらかな斜面には桟敷席の名残となる段々が残っていますが、その中を流れ下る小川の周りにクリンソウが咲いていました。霧ヶ峰で見られるのはこの辺りだけのようです。
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御射山神社から八島ヶ原湿原の駐車場へ向かう木道の脇に、スズランの花がいくつも咲いていました。これは可愛い花ですね。そういえば、何年か前に入笠山(標高1,955m)に登った時、山の斜面がスズランで埋め尽くされていたのが思い出されました。
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こちらはササバギンランです。この花も上で紹介したスズランとほぼ同じ場所で撮影したものですが、環境的に生育に適した場所になっているようです。こんな場所の木道歩きは楽しめますね。
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こちらはトウダイグサの仲間ですが、より山地の湿地帯に多いとされているタカトウダイの花ですね。八島ヶ原湿原の周辺には、特にたくさん咲いていました。
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by coffeeto-p2 | 2017-07-07 06:00 | 植物 | Comments(0)

蝶ヶ岳の山野草その3

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入梅したとはいえ、晴れてくれたので初夏の蝶ヶ岳(標高2,677m)はとても気持ちの良い場所となってくれました。とにかく空気が澄んでいて、梓川を挟んだ向こう側に、穂高連峰の山々が、眩しいくらいの雄姿を見せてくれました。ずっと急な苦しい山道を登って来て、稜線の上に出たところで一気に視界が開けました。「綺麗だ〜!」思わず声が出てしまいましたが、それほど素晴らしい眺めでした。予想をはるかに超えた長い雪渓歩きが続き、体力的にもかなり参っていたところでしたから、その感動は余計に大きく感じられました。あの景色の素晴らしさは、実際に登った人でなければ見られませんから、登山者へのご褒美だと思います。しばらくは眼前に広がる北アルプスの山々に目が釘付けとなり、動けなくなりました....。ふと足元を見ると、ミヤマキンバイが黄色い花を咲かせていました。
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山の美しさにばかり見惚れて、その存在に気付くのが遅れてしまいましたが、足元のミヤマキンバイも、高山の澄んだ空気の中で満身に日の光を受けて、綺麗に輝いていました。
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岩礫がゴロゴロした稜線上には、ところどころにミヤマキンバイが固まって群生していました。山の美しさばかりに見惚れていないで、頑張って咲いている姿も綺麗に撮ってあげなくては、申し訳ないというものです。
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撮るんだったら、やっぱり穂高の山並みを入れて、山の雰囲気を出したいわけですが、なかなか上手くいきません。もう少し工夫すれば、せっかく咲いていたミヤマキンバイが、もっと引き立ってくれたようにも思うのですが....私の腕ではこんなものでしょうか?
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蝶ヶ岳(標高2,677m)の中腹には、マイヅルソウが群生していました。これも初夏の山登りでは、必ずお目にかかることができる山野草の定番です。今年もまた、その姿を見ることが出来ました。
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マイヅルソウの群生は、高度の低いところや、山頂の付近を除いて、山の中腹あたりに集中していました。その辺りが、他の山野草も種類が多かったように思います。
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葉の形が、舞い飛ぶツルが羽を広げた様子に似ているところから、マイヅルソウという名前がつけられたようです。花が終わると、赤い小さな実を付けてくれます。
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こちらはユキザサです。これも所々でよく目につきましたが、上で紹介したマイヅルソウより、ずっと大きい山野草です。群生はあまり見られず、点在している感じでした。
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ユキザサという名前が付けられているように、雪のような白い花が咲いているところを撮りたかったのですが、ほとんどが淡いクリーム色で、白い花を咲かせていたのはほんの僅かしかありませんでした。
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こちらはミヤマカタバミです。花が開いてくれると、花弁に条線が出ているところまで確認出来るのですが、花が開くタイミングと上手く合わなかったようで、開ききったところを撮影できません。
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こちらはツクバネソウです。三脵から入って間も無くのあまり標高の高くないところで、ラショウモンカズラやタチカメバソウなどとともに、たくさん咲いているのが確認できました。羽根突きの羽根の形に似ているところから、ツクバネソウという名前が付けられました。昔の人は花の形をよく観察して、うまく名前を付けているんだと感心しました。
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最後に紹介するのがラショウモンカズラです。花茎に沿って紫色の花を階段状に咲かせていますが、花の形を羅生門で鬼退治をした渡辺綱の太い腕になぞらえた命名ということです。

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by coffeeto-p2 | 2017-06-29 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

蝶ヶ岳の山野草その2

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6月17日(土)~18日(日)にかけて、登友会の月例登山に参加してきました。今回は、私を含めて5名という、こじんまりとしたパーティーになりました。1泊2日の行程で北アルプスの蝶ヶ岳(標高2,677m)にピストン登山して来ましたが、私以外の4名がテント泊ですが、年齢的にテントを担いで登るのがしんどくなっていますから、山小屋泊は私一人だけです。メンバーの皆さんは、都内を夜間に出発して高速道路を走り抜け、早朝に到着していましたが、私は前日の夜からスタート地点となる三股駐車場で車中泊をし、8時間以上の睡眠時間を確保して、体調万全のスタートを切ることが出来ました。
今回は少人数のパーティーとなりましたが、その代りたくさんの山野草を撮影してくることが出来ました。高山植物を含めた山野草の撮影結果について3回に分けて紹介中ですが、今回がその2回目になります。まず最初はショウジョウバカマの写真からです。
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東京近郊の低山地では、4月頃には花を咲かせているショウジョウバカマですが、標高の高い北アルプスの中腹では、今が花の盛りとなっていました。登山道の周辺の山の斜面に、たくさんの花を確認することが出来ました。
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もう6年前の2013年8月10日(土)~12日(月)にかけて、2泊3日の行程で白馬岳(標高2,932m)杓子岳(標高2,812m)鑓ヶ岳(標高2,903m)を歩いてきたことがありました。サンカヨウを見たのはその時が初めてのことだと思います。
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白馬三山を歩いてきた時、白馬の大雪渓に取り付く前にキヌガサソウの大きな花とともに、このサンカヨウもたくさん咲いていて、初めて見る花に感激した思い出があります。
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こちらはタニギキョウの花です。この花を初めて見たのは、南会津の田代山湿原に登る途中のことでした。もう2年前のことになりますが、高山植物が色々と観察できて、思い出深い場所となりました。
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初夏の気持ちの良い時期に、少し標高の高い山に登ると必ず姿を見せてくれるのがこのゴゼンタチバナです。場所によっては、大群落を形成していますが、ここではそんなにたくさんは見られませんでした。花が終わると赤い実を付けます。
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花茎の先に、白くて総状の花を咲かせていたカラマツソウです。花の形をカラマツの葉の形になぞらえて、この名前が付けられているようです。これも夏山でよく見る山野草です。
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茎に沿って、車輪のように葉を輪生させています。4枚の白い花弁を広げている、これはクルマムグラですね。小さい花ですが、山道の脇で良く目立つ存在でした。
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こちらも茎の上に白い花を総状に咲かせていました。少し背が高くなるこちらはコンロンソウですね。春先に咲いていたマルバコンロンソウは、葉の形が丸かったですが、こちらの葉は細くて鋸歯があります。
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こちらも茎の先に白くて小さい花を咲かせていたタチカメバソウです。ワスレナグサと同じムラサキ科に属する山野草で、先日戸隠森林植物園へ行ったときに咲いているのを見つけましたが、その時は背が低いままでした。でも、ここのは50センチくらいの高さがありました。
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三股の分岐に咲いていたところを撮影しました。名前が分からなかったのですが、後から調べてみたらタガソデソウになると思いますが、自信がないので間違っていたら教えてください。
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今回、最後に紹介するのはオドリコソウです。これは東京近郊でも普通に見られる山野草ですが、登友会のメンバーに、花の形が花笠を被った踊り子さんに見えると教えたところ、みんな感心していたので紹介することにしました。

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by coffeeto-p2 | 2017-06-28 06:00 | 植物 | Comments(0)

蝶ヶ岳の山野草その1

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山登りの話になりますが、6月17日(土)~18日(日)にかけて、登友会の定例登山に参加して蝶ヶ岳(標高2,677m)に登ってきました。昨年の6月定例登山では、燕岳(標高2,763m)に登ってライチョウを撮影してきましたから、今回も上手くすればまた撮れるかもしれない。そんな期待も抱きながら参加してきました。でも、結果的にはライチョウはお留守だったようで、出会うことはできませんでした。でも、たくさんの山野草を撮影してくることが出来ましたから、今回から3回に分けて紹介したいと思います。まず初めはオサバグサです。
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これまでオサバグサを観察したのは、八ヶ岳に登った時と会津の帝釈山に登った時くらいでしたから、正直、北アルプスで見られるとは思っていませんでした。だから見つけた時はビックリしました。それが足を運ぶに連れて、結構な群落になっていましたから、嬉しい驚きとなりました。
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このオサバグサは、葉の形を見るとシダ植物の仲間だと思うようですが、実はケシ科の山野草になります。珍しい植物ですが登山道に沿って、その両側に花壇のように連なって咲いている様は圧巻でした。
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登山道に取り付くと、色々な山野草が次々と現れて楽しませてくれましたが、高度を上げるに連れて目に触れるようになったのは、こちらのイワカガミです。初夏の山歩きをしていると、必ず目に付く山野草の定番ですね。
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2年前のことですが、八ヶ岳の天狗岳(標高2,646m)の下にある黒百合ヒュッテの周辺にクロユリが咲いているという話を聞いて、急いで登ってきたことがありましたが、その時、中山峠から展望台にかけて咲いていたイワカガミの大群落が、いまだに脳裏に焼き付いています。
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今回の蝶ヶ岳(標高2,677m)への山行は、三股駐車場から1泊2日のピストン登山をしてきましたが、三股の分岐を過ぎてから、雪渓が現れるまでの間、かなり広い範囲にわたってこのエンレイソウを見ることが出来ました。
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こちらは特に珍しい山野草という訳ではありません。木に咲く花ですが、初夏の山ではよく見かけるムシカリです。別名をオオカメノキといって、私はこちらの名前の方がしっくりと来ます。
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こちらは下山途中に見つけたイチヨウランです。根元に丸っこい葉っぱが1枚だけついていて、これが名前の由来になっています。偶然でしたが、こんなのを見つけると本当に嬉しくなってしまいます。
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一緒に登った登友会の仲間に、珍しい山野草を見つけたと自慢していたら、同行していたS奥さんが、このイチヨウランの群落を見つけてくれました。ビックリポンです。こんなに固まって咲いているイチヨウランを見るのは、私も初めてのことです。
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さらに下っていく途中で、マイヅルソウの群落の中に咲くイチヨウランも見つけました。ここには2本が仲良く並んで咲いていました。初夏の北アルプスは、山野草の宝庫であると実感しました。
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こちらは登りの途中で見つけたオオバミゾホオズキです。でも、その時はもっと大群落があるだろうと思って撮影しなかったのですが、その後とうとう見つけることが出来なかったのです。とても気に掛かっていましたから、下山途中に撮影してきました。
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以前、登友会の定例登山で火打山(標高2,462m)~妙高山(標高2,454m)に登った時、オオバミゾホオズキの凄い群落を観察することが出来ました。今回撮影したオオバミゾホオズキは、ちょっとパラパラとして寂しい感じでした。あの時の大群落が思い出されます。

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by coffeeto-p2 | 2017-06-27 06:00 | 植物 | Comments(0)

戸隠森林植物園で自然観察その2

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戸隠森林植物園に隣接する鏡池の湖畔から撮影した山並みです。右側が戸隠山(標高1,904m)で、左側が西岳(標高2,053m)の姿になります。私が戸隠山に登頂してきたのはもう4年前の話になります。あの時は、噂に聞いていた蟻の塔渡しを歩いてみたくて挑戦しました。でも怖くて歩いて渡れず、いざって通過したのが思い出されます。あの時の恐怖心は、笑い話で済まされるような状況ではありませんでした。そんな経験を振り返りながら、でも、今回はのんびりと自然観察が出来るわけですから、今となっては懐かしい思い出となっています。戸隠森林植物園には、このところ毎年のように足を運んでいますから、今では公園内の様子が頭に入っていて、地図を見なくても迷うことはありません。どこにどんな花が咲いているか大体把握できるようになり、野鳥観察をしながら効率よく回るルートも、頭の中に描くことが出来るようになりました。
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今回撮影した山野草のほとんどは、初日に撮影することが出来ました。頭に描いたコースを、山野草を撮影しながら歩き回ったら、1日だけでほぼ全部の写真が撮影できました。お陰で2日目は野鳥写真だけにターゲットを絞り込んで、散策してくることが出来ました。
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ニリンソウが、固まって清楚な白い花を咲かせていました。平地では春先の花ですが、標高が高い戸隠では、1ヶ月以上遅れて今が花の盛りとなっています。
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こちらは林床を埋めていたフッキソウの花です。外周のこみちで撮影したものですが、園内ではもみの木園地から外周のこみちへ抜ける散策路でも比較的目に付きやすい花です。
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薄紫色で、筒状の花をたくさんつけているヤマエンゴサクです。ここではひっそりと花を咲かせていましたが、場所によっては、群生もしていました。前回その1で紹介したクジャクチョウは、この花の群生地で吸蜜をしていました。
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こちらはマルバコンロンソウで良いでしょうか? 花弁が4枚であるところがアブラナ科の花の特徴ですね。コンロンソウはタネツケバナの仲間であるようですが、花の大きさはこちらの方が少し大きいですね。
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この時期の戸隠森林植物園で、一番たくさん見られる花はこのミズバショウではないでしょうか? ここでは、林床一面を埋め尽くすようにミズバショウの大群落が広がっています。荘厳な雰囲気を醸し出していました。
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林床のミズバショウは、薄い黄色の花芯を包み込むように、白い苞を広げた一株一株を見ると、清楚な感じでそんなに迫力はありませんが、たくさんの花が群生していると、それはもう大変な賑やかさがあります。
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今年の3月26日に栃木県下へ出掛けた折、既に咲いている花を見つけて “ザゼンソウが咲いたミズバショウも咲いた” として紹介しています。ここで見るのはあれから2ヶ月も遅れていることになります。また、4月8日にはカタクリ山で観察して “ミズバショウに見惚れて” として紹介しています。今年は見る機会が多くなりました。
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ミズバショウとともにたくさん咲いていたこの黄色い花はリュウキンカです。この花も群生する性質があるようで、林床に大群落を形成していました。見事なものです。
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リュウキンカとミズバショウのコラボレーションは、園内のあちこちで見ることが出来ました。この両者の取り合わせは何とも言えず良い雰囲気です。
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ミズバショウの群生した林床は、水が張った湿地帯になっていました。カエルの鳴き声が聞こえてきます。探して見ると、大きなカエルが見つかりました。これはアズマヒキガエルでしょうか? 野鳥写真の撮影をメインにしていますが、こんな野生の動物写真を撮るのも楽しいですね。

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by coffeeto-p2 | 2017-06-08 06:00 | 自然 | Comments(0)

戸隠森林植物園で自然観察~その1

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長野県の戸隠森林植物園は、標高1,200mの高原に広がる自然豊かなフィールドで、戸隠神社の奥社へと続く参道沿いに広がる樹林帯です。この写真の戸隠山(標高1,904m)は、その昔、天照大神が天の岩屋にお隠れになり、世の中が真っ暗になってしまったとき、集まった神々が踊りを踊るなどして興味を引いて、天照大神がわずかに岩戸をあけて覗いたところで、天手力雄命が力いっぱい岩戸を投げ捨てたのが、この戸隠山になったという神話があります。そんな伝説の舞台となったこのフィールドは、今では参拝する観光客の姿が絶えませんが、散策路が整備されていますから、自然観察の好適地となっています。
今回は、ゴールデンウィーク中の混雑を避けて、5月20日(土)~21日(日)の二日間、ゆっくりと園内を散策してきました。観察した野鳥の写真は “キバシリ天国” から始まって、既に何回かに渡って紹介してきましたが、今回から2回に分けて、山野草を中心とした観察記録を紹介したいと思います。
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まず最初に紹介するのは、このアズマイチゲの写真です。関東地方の平地では、3月下旬から4月上旬に観察する山野草ですが、今年は「森のまなびや」駐車場の周辺に除雪された雪が2メートル近くにも積まれていて、雪解けが遅かったようです。その分、山野草の開花も少し遅くなったようで、またこうして可憐な花姿を観察できて、とても得した気持ちになりました。
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カタクリの花も満開でした。戸隠森林植物園はこの時期、次回に紹介するミズバショウの大群落が見事な眺めですが、このカタクリも園内のいたるところに群生していて、散策する人たちの目を楽しませてくれました。
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このカタクリの花も、関東地方の平地では3月下旬から4月上旬にかけて開花します。今年は4月8日(土)に栃木県那珂川町にあるカタクリ山へ見に行ってきましたが、その時の様子は “雨に濡れるカタクリの花” として紹介していますから参照してください。
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大きな葉をいっぱいに広げて、その割には小さくて目立たない暗紫色の花を咲かせていたエンレイソウです。戸隠森林植物園は、野鳥の宝庫と言われていますが、どうして山野草も一度に咲きだして、とても一日では見きれないほど見事なものです。
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タチツボスミレも今が旬の様相です。東京周辺に比べると、1か月半から2か月くらいは遅い開花でしょうか。今年はスミレの花をじっくり観察する時間が取れなかったけれど、そこに咲いていると「何スミレ?」と気になる存在です。
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あらら、ショウジョウバカマも咲いていました。でも、これは「森のまなびや」の前にある石垣のところに植栽されているものでした。ここでは数株しか見られませんでしたが、こちらも那珂川町のカタクリ山でたっぷり観察して、“ショウジョウバカマが満開でした” として紹介していますから、参照してください。
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こちらはキクザキイチゲです。上で紹介したアズマイチゲと同じような花姿をしていますが、葉の形に注目すると両者の違いがよく分かると思います。キクザキイチゲの葉にはキザギザの切れ込みがあって、菊の葉のような形をしているところが特徴ですね。
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キクザキイチゲには白色の花が多いのですが、このように薄青色をした花も咲いています。こちらは爽やかな花姿ですね。白い花と薄青色の花が一緒に咲いていると、彩り豊かで目を楽しませてくれます。
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平地では見ることが出来ないこちらの花は、ムラサキ科のタチカメバソウです。山地の渓流沿いなど湿ったところを好んで花を咲かせています。個人的には、可愛い花姿なのに、何故タチカメバソウという名前が付いたのか、ギャップが大きいと思っています。
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最後に紹介するのは、日当たりの良い場所に咲いていたヤマエンゴサクの花に、吸蜜のため訪れたクジャクチョウです。翅の様子をよく見ると、大変に傷んでいるのが分かります。おそらく成虫越冬した個体なのでしょう。今年は、ここで初見のヒメギフチョウも観察できましたが、写真には撮影できずに残念でした。

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by coffeeto-p2 | 2017-06-07 06:00 | 自然 | Comments(0)

埼玉県民の森で山野草観察

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私の職場に設置されているコーヒーの自動販売機は、一杯30円で美味しいコーヒーが飲めます。コーヒールンバのメロディこそ流れて来ませんか、豆を挽いてその場でドリップしてくれるものですから大変気に入っていて、毎日利用させてもらっています。お気に入りのコーヒーのボタンを押してから、自動的に扉が開いてカップを取り出すまで暫く時間が掛かります。私はこの時間を利用して、スクワットをすることにしています。一番深くまでしゃがんで、立ち上がる動作を20回やるとちょうど美味しいコーヒーが出来上がります。1日に2杯から3杯ほど飲みますから、足腰を鍛えるのに大変役立っています。
昨日も、自動販売機の前でスクワットをしていましたが、ピリッという音がして、スーツのズボンのお尻の部分が裂けてしまいました。先日衣替えをした時に出してきた夏用ですが、もうずいぶん長く着用していたスーツですから記事も薄く、弱くなっていたのでしょう。私の足腰が少し太くなっていたのかもしれません。
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職場にもう1着スーツを置いていましたが、それは冬用のスーツでした。すぐに着替えられたのは良かったのですが、外出する仕事もあったのです。でも、昨日は午前中は雨模様で気温もあまり上がりませんでしたから、特に支障もなくやり過ごすことができました。
さて、ここで紹介している写真はエンレイソウです。花が白いのはミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)とも言われているようです。
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こちらは散策路の脇の土手で、濃紫色の花を固めて咲かせていたスミレの仲間ですが、花弁の色合いと、細長い葉の形状からノジスミレであると思われます。
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ヒトリシズカもまだ沢山咲いていてくれました。この前の週に、神奈川県の石砂山(標高578m)に登ってギフチョウを見に行った時にもヒトリシズカが咲いていましたが、ここ埼玉県県民の森は標高が900mほどありますから、花期が少し遅れているようです。
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埼玉県県民の森へ出掛けてきたのは、4月30日のことでした。到着した時は、ほとんど人影がありませんでしたが、時間が経つにつれて、カメラを担いだ野鳥観察の人が増えてきて、その数の多さに山歩きの人が驚いていました。
こちらの写真はアケボノスミレになります。
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この日の埼玉県県民の森では、スミレの仲間が沢山観察できましたが、その中でも特にこのアケボノスミレが多かったように思います。薄いピンク色をした花弁が春らしい雰囲気を醸し出し、少し波打つように丸まった葉が、しなやかさを感じさせます。
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こちらはスギ林の林床に生えていたマムシグサの仲間です。苞の部分の下部のせり出しが大きいですから、ミミガタテンナンショウになると思われます。
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最後に紹介するこちらもスミレの仲間になります。他のスミレより少し大きめな感じのこの花は、ナガバノスミレサイシンになると思います。デイキャンプ場から続く、水辺の広場周辺で沢山見ることができました。

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by coffeeto-p2 | 2017-05-13 06:00 | 植物 | Comments(0)

チゴユリとヒトリシズカ

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ゴールデンウィークを利用して、県民の森で車中泊をしていましたが、ここでトラブル発生となってしまいました。車内で電源を確保するため積んでいたサブバッテリーに寿命が来てしまったようです。冬期は電気毛布を利用して、夏期は扇風機を回すのに欠かすことが出来ません。スマホやカメラのバッテリーを充電するためにも無くてはならないものですから、使えなくなったのには困りました。ディープサイクルのバッテリーですから、完全に使い切っても充電すれば元に戻る頼り甲斐のある奴でした。前に使っていたバッテリーは、約3年で寿命が来ましたから、同じバッテリーを買ってこれまで使って来ましたが、これもまた約3年で寿命となりました。容量が大きくて、使い勝手は良かったのですが、いかんせん15キロくらいある重量級であるのが玉に瑕でした。すぐに買い換える必要があり、今度はできるだけ軽くて容量が大きいものが欲しいと思い、車中泊の途中でしたがAmazonで検索して、リチウムイオンのバッテリーを発注しました。重さは1.5キロですから、これまでのバッテリーの十分の一です。
容量はどうか、使い勝手は良いか、これから使用してその状況はまた、このブログで紹介したいと思います。
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さて、今回紹介するのはギフチョウ観察に足を運んだ神奈川県の石砂山(標高578m)で撮影してきたチゴユリとヒトリシズカです。どちらも白くて可憐な花ですから、合わせて一緒に紹介します。
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山頂への登山道の途中ですが、至る所でこのようなチゴユリの群生を見ることが出来ました。まるで、枯葉の中に天使たちが舞い降りたようです。思わず足を止めて、撮影してきました。
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ところで、冒頭に紹介したリチウムイオンのバッテリーですが、自宅に帰るとちゃんと配達されていました。さっそく現品を確認しましたが、今までのバッテリーに比べると、こんなに軽くて大丈夫?と心配になるほど軽くて嬉しくなってしまいました。ただ、取扱説明書は英文とともに日本語が併記されているもので、これを読んでみたところ、何だか言い回しが少し変です。made in chaina と記載がありますから、翻訳ソフトで日本語に直訳したものなのでしょうか?
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さて、こちらはヒトリシズカですが、花茎の中ほどに4枚の葉を規則正しく広げています。先端に咲いている花の形は、穂状花序(すいじょうかじょ)とされていますが、まるでブラシのような形状をしています。
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ひっそりとした林床に、仲良く並んで咲いているヒトリシズカです。妖精たちが春の到来を喜んで、踊っているようにも見えてきます。冬の間静かであった山の中ですが、次第に賑やかになってきたようです。

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by coffeeto-p2 | 2017-05-07 06:00 | 植物 | Comments(0)