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休耕田に憩うキジ

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今年のゴールデンウィーク前半戦は、好天気に恵まれました。渡って来た夏鳥を観察するために、栃木県へ遠征して来ましたが、渓谷沿いの道を歩きながら、野鳥や山野草観察を楽しんで来ました。特に、野鳥写真の撮影に関しては、当初の予定より、ちょっとだけ良い成果が上げられたと喜んでいます。
ゴールデンウィーク中は、高速道路が渋滞したり、観光地には繁華街のような人出があって、静かな時間を過ごすことが難しいのですが、山の中に入ると渓流の水音と野鳥の声だけで、心身ともに癒される時間を過ごしてくることが出来ました。
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ゴールデンウィーク中の成果については、早くアップしたい気持ちもありますが、撮りためた写真が残っているので、そのままお蔵入りさせては勿体無いですから、追い追いこのブログで紹介する予定です。
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さて、今回は連休直前の4月21日(土)に近郊で観察したキジの写真を紹介します。こちらの休耕田は、初めて訪れる場所でしたが、市街地から隣接する場所に広がっていました。
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広い休耕田の中には、一見何もいないように見えましたが、カメラを担いで歩いていると、近くからケンケーンと鳴くキジの声が聞こえて来ました。姿は見えなくても、その存在がすぐに分かりました。
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声が聞こえて来た方向を双眼鏡で探してみたら、このキジの姿を見つけることが出来ました。広い休耕田は遮るものがないので、いることが分かれば探すのは容易です。
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あまり近づきすぎないように、距離を置きながら撮影しました。このキジ君は私の存在に気付いていたとは思いますが、暫く撮影対象となってサービスしてくれました。

# by coffeeto-p2 | 2018-05-02 06:00 | 自然

繁殖期を迎えたセイタカシギ

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車中泊の話になりますが、氷ができる冷凍冷蔵庫を利用するため、ソーラー発電のパネルを使ってポータブル電源の充電をしています。私が使用しているソーラー・パネルは、カタログ値で100Wの発電能力があるとされていましたが、実際にはよく晴れた日でも37〜8W程度です。ゴールデンウィーク前半の車中泊では、昼間帯に車のダッシュボードの上にソーラー・パネルを置いて発電させてみました。先日使った時には上記のように発電してくれたのに、今回は20Wにも届きません。晴れ具合がイマイチであったのか、車内のフロントガラス越しで発電能力が低下したのか? もう少し発電量を稼ぐために屋根に載せて見たところ、30W程度になりました。車内の冷凍冷蔵庫が34Wですから、これでも少し足りません....。でも、その翌日は朝から車の屋根に載せたら36Wの発電を開始してくれました。
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目的地に到着した時、ポータブル電源はほぼ満タンになっていましたから、冷凍冷蔵庫を作動させたままバードウォッチングに出掛けました。夕方車に戻ると、まだ電源が2/5ほど残っていて、冷凍冷蔵庫はギンギンに冷えた氷を作っていてくれました。
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しかし、これでは夜の間は電源が持ちませんが、今夜一晩だけハイボールが飲めれば明日は帰るだけだから、これで良しとしましょう。それでも、車の電源をオンにしてポータブル電源に充電していたら、寝るまでにほぼ4/5まで充電できました。これなら翌朝までもってくれるでしょう....。翌朝の電源は1/5になっていましたが、ちゃんと作動してくれました。陽が射せばまた充電を開始してくれますから、電源確保にはとても有難いアイテムになりました。
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さて、今回紹介しているのは、休耕田で観察したセイタカシギの写真です。4月21日(土)に出掛けてみたところ、とてもたくさんの個体を観察することができました。
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こちらの広い休耕田には、2羽のセイタカシギだけでした。観察していると、この2羽は上手くペアリングできたようで、間も無く♂の個体が♀の上に乗り、後尾するところが観察できました。
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こちらでは、早くも巣の中で抱卵しているようです。こちらの休耕田のセイタカシギ達は、早くも繁殖期を迎えているようです。早く雛が孵ってくれることを期待します。
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一昔前には、珍鳥としてもてはやされたセイタカシギですが、今ではとてもたくさんの個体が観察できるようになりました。絶滅危惧種が多くなっている昨今、このセイタカシギのように個体数を増やしてもらいたいものです。
# by coffeeto-p2 | 2018-05-01 06:00 | 自然

ミヤマセセリとビロードツリアブ

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ゴールデンウィーク初日に栃木県の県民の森へ出掛けて来ました。都内からは東北自動車道を使うのが一般的であると思いますが、連休初日は高速道路の渋滞が予想されましたから、今回は平場の一般道だけで現地まで行ってみることにしました。高速道路を利用して、何もなければ通常2時間弱で到着できますが、今回初めて一般道だけで行ったところ、途中でコンビニに立ち寄って3時間ちょっとで到着することが出来ました。意外に早く到着できました。高速道路で渋滞に巻き込まれることを考えたら、一般道利用の方が高速代が掛かりませんから、こちらの方がずっと良いと思います。すっかり気を良くして栃木県民の森は、次回からは一般道利用で行くことになりそうです。高速代は馬鹿になりません。
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さて、今回紹介しているのは4月14日(土)に、ギフチョウ観察に出掛けた神奈川県の石砂山(標高577m)で撮影したミヤマセセリとビロードツリアブです。
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石砂山の山頂には、椅子とベンチが設置されています。そこに座ってギフチョウの出現を待ち構えていたところ、最初に出現してくれたのがこのミヤマセセリでした。
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ミヤマセセリは、一度に2頭出現してくれました。これは♂と♀のペアであると思われます。これから子孫繁栄のために繁殖活動に入るものと思われます。
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同じ石砂山の山頂に出現してくれた、こちらはビロードツリアブです。全身に毛が生えていて、これが名前の由来になっているのでしょうか? 針のように尖ったくちばしもユニークです。
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もう忘れてしまいましたが、昔何かのアニメでこのビロードツリアブが、可愛らしく描かれていたことがありました。その時は気にしなかったのに、実物を見て、これがあのアニメに描かれていたキャラクターだったのかと、懐かしく思い出したことがありました。
# by coffeeto-p2 | 2018-04-30 06:00 | 自然

石砂山の山野草~その3

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今年もゴールデンウィーク前半戦に突入しています。この書き込みをしているのは連休前ですが、ここ数年定例となっている栃木県県民の森で、野鳥写真を撮っているはずです。週間天気予報では、この三連休は良いお天気が続きますから、今頃はきっと渡って来たばかりの夏鳥達の撮影に、夢中になっていることと思います。今年はサクラの開花を始め、山野草の開花時期が早まっていますが、夏鳥の渡来に関してはどうでしょうか? 結果が楽しみですが、それはまた写真の整理ができたところで、順次紹介させてもらいます。
今回は、4月14日(土)に足を運んだ神奈川県の石砂山(標高577m)に登って来た時に撮影した、山野草紹介の3回目になります。最初に紹介しているのは、登山道の脇に咲いていたミミガタテンナンショウです。一見マムシグサのように見えますが、苞の付け根の部分が耳たぶのように出張っているところから判定しました。
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次に紹介するのはヤマルリソウです。これまで毎年4月初旬に来ていましたが、見ることはありませんでした。4月中旬に来ると見られる山野草です。もう10年くらい前に、この花が見たくて探し回ったことがありましたが、一度見られるとそのあと、苦もなく見つけられるようになりました。
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ヤマブキの花も、今が盛りとばかりに咲き誇っていました。この花を見るたびに太田道灌の「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」という歌を思い出します。登山道入口近くの日当たりの良い場所に咲いていました。
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こちらのスミレは花弁が白色です。この時期、圧倒的に多いのは薄紫色の花弁を持ったタチツボスミレですが、白色のスミレは珍しいですね。葉の形が円形であるところからマルバスミレと名付けられています。
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こちらの黄色い花はミツバツチグリでしょうかそれともキジムシロでしょうか、いずれも良く似ているので識別するのが難しいですね。登山道に取り付く手前の畑の脇で撮影しました。
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林床に可愛いヤブレガサを見つけました。季節がだいぶ進んでいますから、他のヤブレガサは既に葉を大きく開いています。春先にはこんな感じのが一杯観察できたのに、今では逆に目立つ存在になっていました。
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こちらも春の野山を彩る山野草として、欠かすことのできない存在のムラサキケマンです。花期も終わりに近づいていますから、下の方の花はもう萎れています。こんなところにも、季節の移り変わりの速さを感じます。

# by coffeeto-p2 | 2018-04-29 06:00 | 自然

石砂山の山野草~その2

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神奈川県の石砂山へギフチョウの写真を撮りに行ってきましたが、その時に撮影した山野草の写真を紹介しています。現地では山野草の写真がたくさん撮れたので、3回に分けて紹介しますが、今回はその2回目となります。行って来たのは4月14日(土)のことでした。この時期の石砂山は4月上旬から中旬にかけて、天気が良ければ天然記念物であるギフチョウの乱舞が観察できます。それが楽しみで毎年足を運んでいますが、この時期を同じくして山野草も見頃となります。相模湖に近い石砂山は標高577mですから、ゆっくり登れば1時間ちょっとで山頂に至りますが、途中で山野草の写真を撮りながら登りましたから、2時間以上を要してしまいました。
さて今回紹介している最初の写真はチゴユリです。登山道に取り付いてから山頂に至るまで、随所で平均的に良く観察できました。  
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こちらはヒトリシズカです。もう花の最盛期は過ぎていたようですが、これも良く観察できました。特に、山頂直下の斜面で、大きな群落を見ることが出来ました。
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登りの時には気が付きませんでしたが、下山途中にこのドングリの実生が目に付きました。一度気がつくと、その周りにはたくさんの実生がありました。こんなところにも、植物たちの強い生命力を感じます。
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登って行く時には気が付きませんでしたが、下山途中に小さいこのフデリンドウが目に留まりました。春の山野草として、押さえておきたい花の一つですね。一度見つけたら、それから何度も撮影することが出来ました。
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こちらはヒメオドリコソウです。登山道に取り付く前の畑の脇に咲いていたものです。春の柔らかい日差しを浴びて、妖精のような踊り子さん達が、可愛らしいパルォーマンスを見せてくれました。見ていると、音楽が聞こえて来そうな気がします。
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星型に花弁を広げたこちらの花はハナニラです。これも登山口手前の、民家の脇に咲いているところを撮影したものです。これも春の野原には欠かせない、定番の山野草です。
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葉の下に淡いクリーム色の細長い釣り鐘のような花をつけているこちらはホウチャクソウですね。目立たない花ですが、これも春の野原を彩る山野草の一つです。一番上で紹介しているチゴユリと同じ仲間になるようです。

# by coffeeto-p2 | 2018-04-28 06:00 | 自然