枝被りのコルリ

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7月最初の週末は、上高地に篭って自然観察をしてこようと目論んだのですが、大雨の影響で変更を余儀なくされてしまいました。その経緯については、前回 “軽井沢にいたノジコ” で紹介していますから参照してください。大雨による国道の通行止め....自然の力には敵いませんから、初日の土曜日は移動と車内待機で時間を潰しました。
7月2日(日)は朝から、カメラを担いで軽井沢の野鳥の森の散策路を巡って来ました。上高地で野鳥写真と一緒に山野草の写真も撮りたいと思って、交換レンズを3本も持って来ましたが、野鳥の森では山野草は当てが外れてしまいました。少しガッカリですが、野鳥写真については、期待以上の成果を上げられたと思います。
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オオルリキビタキの声に負けずに、コルリの声がよく聞こえて来ました。でも、なかなかその姿を撮影することが出来ません。今年のゴールデンウィークの初っ端に、都内で通過途中の “公園のコルリ” を撮影することが出来ましたが、この時は極めて良い条件下での撮影でした。
軽井沢野鳥の森では、コルリのさえずりの声がずいぶん聞かれました。撮影できる良いチャンスですから、その姿に狙いを絞って追いかけてきました。
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小瀬林道からキビタキ休憩所へ向かう散策路を歩くと、前回 “軽井沢にいたノジコ” で紹介したように、地鳴きのような声で鳴き続けていたノジコがすぐ近くに出てくれました。その写真を撮影していたところ、すぐ脇の枝先にこのコルリが飛来してくれました。コルリにしてみれば、自分の縄張りにやかましい侵入者が来たと、様子を見に来たのかもしれません。
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全く予期せぬ出会いでした。木の枝が込み入ったところで完全に枝被り状態であったのが残念ですが、曲がりなりにもお目当てのコルリを撮影することが出来ました。自分なりには予定を変更して軽井沢野鳥の森へ来たことに、大きな成果があったと満足しています。

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# by coffeeto-p2 | 2017-07-11 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

軽井沢にいたノジコ

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以前から行ってみたいと思っていた場所がありました。それは、初夏の上高地で野鳥観察をすることでした。時期的にはこの時しかないだろうと、7月3日(月)に早目の夏休みを取って、7月1日(土)から2泊3日の予定を計画していました。事前の天気予報では、土曜日に一時雨の傘マークが出ていたものの、日曜日から月曜日にかけては晴れマークが並んでいました。これならいける大丈夫だと、土曜日の朝5時には自宅を出発しました。
計画としては、上高地の小梨平キャンプ場で2泊して、大正池から明神池までの間で、ゆっくりと自然観察する予定でした。今回は撮影用の機材としてレンズ3本とボディ1台がありましたから、食料は最小限にして、ビールなども含めてあとは現地調達の予定としました。それでもテント一式とシュラフなどで、45リットルのザックは満杯の状況でした。
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関越自動車道路を走っていくと、埼玉県内から雨がパラつくようになり、群馬県内ではかなりの雨が降っていました。ラジオのニュースを聞いていると、沖縄近海で台風3号が発生したようです。また梅雨前線が停滞して、北陸地方から長野県にかけて大雨洪水注意報が出されたとのことでした。困った状況になってしまいました。軽井沢を過ぎて長野県内に入ると、さらに雨が強くなりました。早朝出発の疲れもあり眠気が出て来たので、東部湯の丸SAで休憩をすることにしました。
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サービスエリアで一眠りしていたら、ラジオのニュースで安曇から安房峠へ通じる国道が通行止めになったとアナウンスがありました。困ったものですが、これではバスの起点になる沢渡まで行かれませんから上高地へ入れませんし、テント泊どころではないでしょう。この雨ではどうにもなりませんから、スマホで情報収集しながら、日曜と月曜に野鳥観察の出来そうなポイントを探してみました。すると、軽井沢野鳥の森が近くて良さそうです。直ぐに計画変更することにしました。
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前置きが長くなってしまいましたが、思いもかけない天候の変化で、軽井沢野鳥の森へ行くことになったのですが、以前来たのは冬の時期で、オオマシコやレンジャクなどを観察したことを覚えています。初夏にじっくり観察するのは初めてでしょうか? 不安もありましたが、ピッキオビジターセンターから入り、池の脇から草地へ至ると、そこでノジコを間近に観察することが出来ました。
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こちらの写真のノジコは、小瀬林道からキビタキ休憩所に至る散策路で撮影したものです。キビタキコルリの声が聞こえてきますが、なかなか姿が見つけられません。すぐ後ろからヂィッ、ヂィッ、ヂィッと鳴く地鳴きの声が続けて聞こえてきましたから、その声の主を追いかけてみたところ、このノジコの姿が見つかりました。
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カメラを向けている私の存在に気が付かないのか、近くから撮影させてくれました。眼の回りの白いアイリングこそ目立ちませんが、胸から腹にかけての縦斑がないことと、くちばしが鉛色であるところなどからノジコと判定しています。

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# by coffeeto-p2 | 2017-07-10 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

霧ケ峰にて早朝のノビタキ

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長野県の霧ヶ峰で高原に生息する野鳥観察をしてこようと、足を運んで来たのは6月24日(土)〜25日(日)にかけてのことでした。その結果については、これまで “霧ヶ峰はノビタキだらけ” から続けて紹介して来ましたが、今回の訪問でノビタキの写真は、予想していた以上にたくさん撮れました。紹介しきれず、そのままお蔵入りさせてしまう写真が多いのは忍びないので、2日目の早朝に霧の駅周辺で撮影したものだけを集めて、もう一度紹介させてもらうことにしました。
この時は、事前の天気予報で土曜日は晴れの予報でしたが、日曜日は曇り時々雨の予報となっていました。梅雨時の貴重な晴れ間ですから、土曜日1日だけでも良いから撮影できればと思いました。
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現地では、土曜日は天気予報どおり晴れてくれたお蔭で、満足できる成果を上げることが出来ました。でも、霧の駅で車中泊していたら、夜間に屋根を打つ雨の音で目が覚めました。これでは、日曜日は早々に退散しなければならないか....でも、朝方は雨も上がってくれました。一時的に霧に巻かれるような状況もありましたが、間もなく視界が回復して観察を続けることが出来ました。
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霧の駅の道を挟んで反対側の草原に、観光乗馬のコースが出来ていましたが、早朝には馬の姿も観光客の姿もありません。その草原の中で、たくさんのノビタキが鳴きながら飛び回っていました。
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朝食を済ませたころには、雨が上がってくれましたから、カメラ(オリンパス E-M1mkⅡ + M.300mmF4 + MC-14)を持って、散歩方々歩いてみたところ、思いの他たくさんのノビタキを撮影することが出来ました。
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前日に引き続き、たくさんのノビタキの歓迎を受けることが出来ましたから、 “霧ヶ峰はノビタキだらけ” で紹介したような印象を持った次第で、足を進めるたびに、ノビタキが飛び回る姿を確認することができました。
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この日は、帰りの中央高速道路の渋滞が気になったので、遅くならないように昼過ぎには帰路に就いたわけですが、お蔭で全く渋滞に掛かることもなく、夕方早い時間に自宅へ戻り、愛犬のお散歩にも付き合うことが出来ました。めでたし、めでたし....。

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# by coffeeto-p2 | 2017-07-09 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

霧ケ峰高原の山野草~その2

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霧ヶ峰高原に隣り合わせて八島ヶ原湿原が広がっていますが、駐車場のある展望台から少し下った木道の上から八島ケ池とその周辺の風景を撮影してみました。手前にはレンゲツツジのオレンジ色の花が点在しています。池の向こう側に続く樹林帯は、その間の遊歩道を歩いた時に、カッコウの仲間が来て止まってくれました。ちょうど良い撮影対象になってくれましたから、その様子は “カッコウとホトトギスの競演” として紹介させてもらいました。
自然豊かな霧ヶ峰高原と八島ヶ原湿原を巡って、撮影して来た山野草などの写真を前回と今回の2回に分けて紹介しています。
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この写真は、八島ヶ原湿原の遊歩道から撮影したもので、北の耳(標高1,829m)、南の耳(標高1,838m)から蝶々深山(標高1,836m)へと続く山彦尾根を撮影したものです。
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黄色い花をたくさん咲かせていた、この花はキンポウゲです。現地にはアサマキンポウゲという立て札がありましたが、私には普通のキンポウゲとの区別が出来ません。湿原の周りにはたくさん見られました。
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緑一色の草原に、オレンジ色の花を咲かせていた、レンゲツツジの花です。これに加えて八島ヶ原湿原の周りではワタスゲが、車山湿原の周りではコバイケイソウの白い花が彩りを添えてくれました。初夏の高原らしい綺麗な花でした。
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青紫色の綺麗な花を咲かせていたアヤメです、八島ヶ原湿原の周回路の中の、特に御射山神社と駐車場のある展望台の間でたくさん咲いていました。爽やかで、澄んだ色合いでした。
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こちらはキイチゴの仲間であると思いますが、何という種類か私には知見がないので分かりません。でも、この花も遊歩道脇でよく目につきましたから、撮影対象になりました。
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車山肩の上まで登った時に咲いていました。チゴユリの花になりますが、おそらく、ここでは花期も終わりに近いと思います。他に咲いているものを見つけることは出来ませんでした。
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八島ヶ原湿原の鎌ケ池周辺で撮影したワタスゲです。奥日光の戦場ヶ原では、ワタスゲの大集落を見ることができますが、ここでは点々と咲いているくらいで、あまり多くは見られませんでした。
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獣糞で吸汁していたヤマキマダラヒカゲを見つけました。ミネラルを吸収しているものと思いますが、高原ではこのように獣糞にチョウの仲間がたくさん集まっている風景がよく観察できます。
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これも遊歩道脇にたくさん咲いていたグンナイフウロです。雌しべが飛び出した面白い形をしています。
一昨年、南アルプスの仙丈ケ岳(標高3,033m)に登った時は、タカネグンナイフウロという高山植物を観察して来ましたが、形はよく似ていました。
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# by coffeeto-p2 | 2017-07-08 06:00 | 植物 | Comments(0)

霧ケ峰高原の山野草~その1

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通勤経路の途中にある商店街の七夕飾りが、街路灯に浮かび上がってとても綺麗です。真っ直ぐ伸びた商店街の先に、スカイツリーがスッキリと建っていて、ちょっとしたビューポイントです。今日も通りがかりの人が、スマホで写真を撮っていましたが、なかなか見ごたえのある風景ですから、写真に撮って、他の人にも見せてあげたくなる気持ちはよく分かります。かく言う私は、そんなビューポイントの紹介をしながら、写真も撮っていないですから、何やってるのと叱られかねません....。先日訪問した霧ヶ峰高原で撮影した風景写真で勘弁してください。
まず最初に紹介しているこの写真は、八島ヶ原湿原の遊歩道から鷲ヶ峰(標高1,798m)を撮影したものです。
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こちらの写真は、やはり八島ヶ原湿原の鎌ケ池越しに車山(標高1,925m)方向を撮影したものです。今回と次回に渡り、霧ヶ峰高原で撮影した、山野草の写真を中心に紹介してみたいと思います。
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さて、最初に紹介するのは、このコバイケイソウの花です。広い緑の草原の中に、オレンジ色のレンゲツツジの群落が広がっていますが、その所々に見える白い花がこのコバイケイソウでした。車山湿原と車山肩の間には、特に群生している場所があって、見事な眺めでした。
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草原の中をよく観察すると、スミレの仲間がたくさん咲いていました。後から図鑑で確認したところ、シロスミレであるようです。白い花で、上弁が反り返るように咲くのが特徴であるようです。葉は細長い形をしていました。
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こちらも草原の中に点々と見られた白い花ですが、ナデシコ科のオオヤマフスマです。小さくて目立たない花ですから、気をつけて見ないと見落としてしまいそうです。
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御射山神社の周辺は、鎌倉時代には流鏑馬などの競技場になっていたようです。周囲のなだらかな斜面には桟敷席の名残となる段々が残っていますが、その中を流れ下る小川の周りにクリンソウが咲いていました。霧ヶ峰で見られるのはこの辺りだけのようです。
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御射山神社から八島ヶ原湿原の駐車場へ向かう木道の脇に、スズランの花がいくつも咲いていました。これは可愛い花ですね。そういえば、何年か前に入笠山(標高1,955m)に登った時、山の斜面がスズランで埋め尽くされていたのが思い出されました。
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こちらはササバギンランです。この花も上で紹介したスズランとほぼ同じ場所で撮影したものですが、環境的に生育に適した場所になっているようです。こんな場所の木道歩きは楽しめますね。
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こちらはトウダイグサの仲間ですが、より山地の湿地帯に多いとされているタカトウダイの花ですね。八島ヶ原湿原の周辺には、特にたくさん咲いていました。
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# by coffeeto-p2 | 2017-07-07 06:00 | 植物 | Comments(0)