春先にウグイスのぐぜり

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日毎に日足が伸びて、季節の移ろいが実感できるようになりました。春本番迎えて、これからどんどん暖かくなっていくことでしょう。山野草が咲き競い、生き物が活き活きと動き回るのもこれからです。 どこへ出掛けても、躍動するような野鳥の姿が目に付くようになってきました。
先日、渡り途中のシギチ達が渡来しているだろうと、霞ヶ浦の周辺へ出掛けてみましたが、そこで見かけたのがこのウグイスです。これまで冬の間は藪の中に篭りっきりでしたが、春の訪れとともに枝先に出てきて、活発に動き回ってくれるようになりました。
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冬の間は里に降りて茂みの中で、チャッチャッと地鳴きの声を響かせながら、ヒッソリと暮らしています。でも、間も無く繁殖期を迎えますから、これから山へ向かって子育てに励むことになるでしょう。季節によって生活の場所を変えるウグイスは漂鳥です。
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繁殖シーズンを迎えるにあたり、縄張り宣言をしたり、つがいの相手方を探すための囀りが大きな役割を果たします。ところが冬の間は地鳴きだけですから、この時期はまだ上手く囀ることが出来ません。ぐぜりという発声練習を繰り返しながら、次第に綺麗な “ホーホケキョ” の囀りの声を響かせるようになります。
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ここでは、まだ葉が出揃っていない枝の中を、活発に飛び回りながら、盛んにぐぜりの声を響かせていました。ウグイスもジッとしていることが出来ないようです。
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水辺の近くの木立では、こちらでもウグイスが踊っていました。越冬を終えたウグイス達は、春の訪れとともに、間も無く山へと旅立っていくことでしょう。
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竹薮の中から出てきたウグイスが、ここでも下手な囀りの声を聞かせてくれました。活発に動き回り、ぐぜりの声を聞かせてくれるウグイス達の姿に、春の到来を見て取ることが出来ました。

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# by coffeeto-p2 | 2017-04-18 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

春を迎えたタシギ

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4月の声を聞くようになると、渡り途中のシギチたちがたくさん観察できるようになります。干潟や休耕田を巡り歩くのが楽しいシーズンですね。特にツルシギの渡りは早めで、3月中から渡っていく姿が観察できるようです。ソロソロ様子を見に行かなくてはと思っていました。
このところ、シギチの情報は殆んど入ってきませんが、休耕田巡りをしてみれば、何か見つかるに違いありません。足を運んでみなければお話になりませんから、例年淡水性のシギチがたくさん観察できる霞ヶ浦の周辺へ出掛けてみることにしました。
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渡り途中のシギチ類が羽を休めているであろうと思われる、水が張ってある休耕田を中心に、広大な田園地帯でゆっくり車を走らせながらかなり探し回ってみましたが、水のある休耕田が少なくて、なかなかその姿を見つけることができません。
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稲敷大橋からさほど遠くないハス田に差し掛かった時、シギチが水田の中に舞い降りるところを目撃しました。何が舞い降りたかよく分かりませんが、その辺りを探してみると枯れたハスの茎の影に、ジッと佇んでいるタシギの姿が見つかりました。
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一度その姿が見つかると、面白いもので後はそんなに苦労しなくても、次々とタシギの姿を見つけることが出来ました。少し離れた休耕田にも、草むらにタシギが何羽も羽を休めているところがありました。
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ここにもタシギが動かないでジッとしています。この休耕田の中だけでも5~6羽のタシギが潜んでいるようです。他の休耕田はあまりパッとしませんから、暫らく車を停めてここで撮影することにしました。
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図鑑によれば、タシギは旅鳥とされていますが、本州中部とそれより以南では越冬するとされています。今回撮影のために足を運んだ霞ケ浦周辺では、冬の間普通に姿を見ることが出来ますから、ここでは冬鳥としてのイメージが強いですね。
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春を迎えたタシギ達は、間もなく繁殖地へと旅立っていくものと思われます。これから暫らく休耕田を巡ると、淡水性のシギチの混じって、オオジシギやチュウジシギなどが次々と渡って来ることでしょう。見つけにくいジシギ類ですが、その識別もまたとても難しいですね。今シーズンもまた、識別に悩まされることの連続になりそうです。

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# by coffeeto-p2 | 2017-04-17 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

ザゼンソウが咲いたミズバショウも咲いた

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春めいてきたお陰で、週末に野山へ出掛けることが楽しくなってきました。この時期は、野鳥観察もさることながら、山野草を探し歩くのも楽しいものです。野鳥や山野草を探し求めて、ブログで紹介しようと写真もたくさん撮影して来るのは、楽しくて時間も忘れるほどですが、撮影した写真を後から整理するのも大変な作業になります。このところ撮影した写真が随分溜まってしまいましたから、早く紹介しなければと気持ちは焦るのですが、なかなか思うようにならないのが困りものです。
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今回紹介するのは2種類の山野草です。一つは栃木県大田原市北小金にある自生地で撮影したこのザゼンソウの写真と、もう一つは那珂川町のカタクリ山で撮影したミズバショウの写真です。
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ザゼンソウの写真を撮ったのは、3月26日のことでした。見頃は3月上旬から始まっていましたから、既に花期は終わろうとしているところです。それでもまだ、いくつか咲き残っている花を撮影することが出来ました。
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こちらは、カタクリ山で撮影したミズバショウです。一番の目的は、カタクリを撮影することにあったのですが、ようやく蕾を付け始めたところです。グルッと回って見ましたが、咲いていたのはこのミズバショウくらいでした。
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このミズバショウも上で紹介したザゼンソウも、春先に見頃を迎える山野草で、いずれもサトイモ科であるところが共通しています。また、仏炎苞に包まれた形状もよく似ていますね。
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カタクリ山には、ミズバショウ畑と名付けたくなるような、手入れされた群生地がありました。地元の愛好家の人たちに手厚く保護されているものと思います。
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# by coffeeto-p2 | 2017-04-16 06:00 | 植物 | Comments(0)

ヤマセミとの出会い

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都内では、長く楽しませてくれたサクラが、既に花びらを散らし始めています。もう散ってしまうのかと少し寂しい気持ちもありますが、この時期に野山へ出掛けると、いろいろな山野草が我先にと咲き始めてくれています。先週末に遊びに行ったカタクリ山では、カタクリの他にショウジョウバカマやミズバショウの花が見られました。アズマイチゲやキクザキイチゲも、そしてエイザンスミレも綺麗な淡いピンク色の花を咲かせていました。この時期は野鳥観察も面白いけれど、山野草の観察を忘れることが出来ません。いろんな山野草を探しながら、そのついでに野鳥観察もできたら、こんなに楽しいことはありませんね。(^-^)
今回は、野山を彩る山野草観察をしながら、近くの川で撮影することが出来たヤマセミを紹介します。
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昨年もこの場所でヤマセミを観察することが出来ましたから、今年もまた見られるだろうと期待しながら足を運んで見たのですが、到着して見たら既にたくさんの車が並んでいて、私の車を停めるのもやっとの状況でした。
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この場所でヤマセミが見られるということで、やってくるカメラマンやバードウォッチャーがたくさんいます。でも、ヤマセミを驚かさないように、皆んな車内から出ないでその出現を待っていました。
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待つ時間は長く感じますが、ヤマセミとの出会いを思い描きながら、車窓から対岸の景色に目が釘付けです。
車内で待っていられるので、身体的には楽なのですが....
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ヤマセミが出現してくれるまでかなりの時間を要しましたが、やがて白っぽい姿の野鳥が飛来してくれました。待ち焦がれていたヤマセミです。首から胸にかけて茶色の羽が見えますから、これは♂の個体であることが分かります。
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対岸までかなり距離があります。まだ葉が茂ってはいないとはいえ、込み入った枝の中に止まっていると、写真には撮りにくい状況ですが、ヤマセミに注文を付けることはできませんから、そのまま撮影したのがこの写真です。
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# by coffeeto-p2 | 2017-04-15 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

棒ノ嶺に登ってきました


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3月中は春分の日が連なった三連休があるので、どこかへ遠出したくなりました。でも、年度末で仕事が忙しくなる時期ですから、気持ちの上には遠出するほどの余裕がありません。この3月は、登友会の定例登山にも参加できなかったので、この機会に山登りへ行ってこようと思いました。行くんだったら、山野草が咲いているところが良いなと思ってネットを見ていたら、棒ノ嶺(標高969m)に登る登山道の途中で、ネコノメソウが見られるとの書き込みが目に付きました。これはちょうど良いところですね。今回は、すんなりと目的地を絞り込む事が出来ました。登る山が決まれば、あとは実行あるのみです。三連休中日の3月19日(日)に登ってきました。
棒ノ嶺(標高969m)というのは埼玉県側の名称で、東京都側では棒ノ折山と呼称しているようです。一つの山に二つの名前が付いているのは何故でしょうか? 今回は、埼玉県側から登ったので、棒ノ嶺の名前で紹介します。
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ここは埼玉県飯能市側の登山口にある駐車場です。さわらびの湯という日帰り温泉施設に隣接しています。広い駐車場がありますから、たくさんの車が駐車できて助かります。
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駐車場から車道を登ると、そこに有間ダムがどっしりと構えていました。約10分ほどで到着しました。取っ付きのところにこの石碑がドッシリと据えられていました。
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有間ダムはコンクリートのダムではなく、ロックフィル式のダムになります。埼玉県内ではここだけだこいう事で、東京近郊では珍しい形式のダムであるようです。今回の登山口は、このダム湖を回り込んだ、左奥の水色の太いパイプの向こう側にあります。
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名栗湖をグルッと回り込んで到着した、ここが白谷沢の登山口です。駐車場からここまでの経路には案内標識などはありませんが、駐車場で地元の人から聞いていたので、ここまではすんなり来る事が出来ました。
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白谷沢の登山口から入ると、杉林の中に登山道が続いていました。歩き始めはちょっとキツイですが、すぐに慣れて足を進めます。
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歩き始めて暫くすると、登山道は谷川沿いを進むようになりました。これはあのハナネコノメを見つけるチャンスです。川に降りて周囲を探して見ると、岩陰にハナネコノメを見つける事が出来ましたが、まだ蕾で花は咲いていません。
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白谷沢の流れは水量はそんなに多くありません。やっと春がやって来たという感じで、これから賑やかになっていくものと思います。
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登山道脇の標識です。少し緩やかになったこの辺では、前後を歩く登山者の姿も見えます。東京近郊で手頃な山ですから、人気があるのでしょう。
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棒ノ嶺はハイキング気分で登れる低山ですが、岩壁に挟まれて狭くなった峡谷が続く場所があります。山岳用語でゴルジュと呼ぶのだそうですが、高山に挑む雰囲気が味わえます。
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ここのゴルジュも、渓流の中にゴロゴロしている大きな岩の上を、足元に注意しながら渡り歩いて通過します。ちょっとスリルがありますね。
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ゴルジュの向こう側にクサリ場があります。あれを登り切ればゴルジュの連続帯を抜けることが出来ます。
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ここの岩陰にも、ハナネコノメの群落がありました。喜んでカメラを向けましたが、ここもまだ蕾のままで花が開いていません。白谷沢のハナネコノメを観察するには、少し早すぎたようです。
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ゴルジュ帯を抜けたらその上に林道と合流するポイントがありました。ベンチなどが設置されていましたから小休止を取り、その上に続く山道を岩茸石へと足を進めます。
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坂道を登り詰め、稜線の上に出たところに大きな岩が聳えていました。これが案内標識にも表示が出ていた岩茸石です。若者が岩の上に登って、周囲の景色を眺めていましたが、見晴らしは道だったでしょうか。
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岩茸石から稜線上の道を辿ります。稜線に沿って左側は杉林、右側は雑木林と、樹林層がはっきりと分かれているところが面白いですね。
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ここが次のマークポイントである権次入峠です。これでゴンジリ峠と読むようです。奥多摩の高水三山の一つ岩茸石山(標高793m)への分岐にもなっていました。
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これは棒ノ嶺(標高969m)の山頂に建てられていた東屋です。山頂直下の登りがきつかったですが、広い山頂に出て、気持ちよく周囲の景色を楽しむことが出来ました。
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山頂の斜面には草原が広がっています。みんなここに座ってお昼を食べていました。私もザックを下ろして、おにぎりと温かいとん汁で栄養補給をします。秩父の山並みが少し霞みがちに見えていました。
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稜線上の道を下山していくと、途中にまた林道と合流する場所がありました。あの林道を横切って向こう側の尾根道を辿ります。
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途中の山道はこんな風に木の根が張り巡らされていました。足の踏み場に困ってしまうような状況で、歩きにくい道をそろそろと下って来ました。
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河又の登山口まで下ってきました。分かりにくい場所にありましたから、こちらから逆ルートを辿ろうとしたら、登山口を探すのに苦労したことでしょう。
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橋を渡って向こう側の小高い丘の上が車を止めた駐車場です。3月19日のことですが、まだマンサクの花が咲いていましたから、里に比べると気候は少し寒いのでしょう。お目当のネコノメソウもまだこれからというところでしたが、のんびりと山歩きを楽しんでくることが出来ました。

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# by coffeeto-p2 | 2017-04-14 06:00 | 登山 | Comments(0)