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クロツグミの♂と♀

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今年のゴールデンウィークは、栃木県県民の森にどっぷり漬かって、野鳥写真の撮影を楽しんで来ました。ここ何年も通い続けている場所ですから、鳥相もある程度分かるようになり、どの辺りでどんな野鳥が見られるか、大まかですが把握もできるようになりました。今回も県民の森に到着してから、宮川渓谷の遊歩道を1日かけて上流から下流までひと通り歩いて見ました。全体の様子を見て来ようと思ったのですが、それだけでお馴染みの野鳥は殆ど撮影できました。これだけでも十分だと思ったのですが、クロツグミだけは一度チラリと姿を見ただけで撮影できなかったのです。それで翌日は目標をクロツグミに絞って、撮影チャンスを狙ってみることにしました。
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前日にクロツグミの姿が見られたポイントへ向かう途中、三脚を立てたカメラマンと遭遇しました。早朝にクロツグミが雌雄で撮影できたというのです。これは待ってみる価値があるかもしれません....。しかし、そこで2時間ほど待って見ましたが、出てくれたのはキビタキミソサザイだけでした。
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やはり前日に姿を見たポイントの方が確立が高そうです。そちらへ移動してみることにしました。少し待ってみましたが、気配が感じられません。もう少し下流側の様子も見てこよう....そう思って移動したところ、茂みの中を動くクロツグミがいました。でも、写真にはなりません....と、そこから飛び立って、前日姿を見たポイント方向へ飛び去りました。やっぱりあのポイントだ‼︎
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前日に姿を見たポイントへ戻ると、やはりクロツグミが出ていました。それも♂と♀が一緒に茂みの中を移動しながら餌を探しているようです。少し距離がありましたが、これまでチラリとしか見られなかったクロツグミが、今度は出ずっぱりの状況となりました。
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もう少し近い所から撮影できれば良かったのですが、渓谷の対岸ですからこれ以上寄れません。この日は、オリンパス E-M1mk2 + M.300mmF4 + MC-14 の組み合わせ(換算840mm相当)を手持ち撮影していましたが、この程度に写し取るのがやっとの状況でした。
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それにしても、この時のクロツグミはずいぶん長い間姿を見せてくれました。♂と♀が一緒に行動していましたから、おそらくこの辺りで営巣するのではないでしょうか? そんな事が予感させられる状況でした。
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前日は、遠くから囀りの声だけ聞いていたクロツグミですが、撮影できなかったのが残念でした。この日は思いがけずたくさん撮影できました。もう何年も通い続けてきた宮川渓谷ですが、来るたびに色々な出会いが生まれて飽きることがありません。

by coffeeto-p2 | 2017-05-19 06:00 | 野鳥
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