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畑地のジョウビタキ

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早いもので、立冬を過ぎて暦の上では冬の季節に突入した訳ですが、本格的な冬シーズンの到来にはもう少し時間がかかるものと思います。これから、冬鳥たちがどんどん渡来してくるでしょうし、山で繁殖した漂鳥達が里に下って来るでしょうから、近郊の都市公園でも手軽に野鳥観察ができるようになります。週末バードウォッチャーとしては、とても有難い季節になるわけです。
11月3日の文化の日と最初の週末の間に代休が取れましたから、3泊4日の遠征旅行に出掛けてきました。この日足を運んだ福島市内の信夫山は、野鳥観察の適地として知られていますから、ゆっくりと時間をかけて歩き回ってきました。立冬を過ぎて気持ちよく晴れ渡り、ポカポカした陽気に恵まれた日を〝小春日和〟と呼ぶわけですが、この日はまだ立冬前でしたから正式な小春日和ではないものの、そう言いたくなるような気持ちの良いお天気に恵まれて、ゆっくり野鳥観察をしてくることが出来ました。
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信夫山は福島市内の中にある小高い山です。山の全体が信夫山公園とされ、羽山、羽黒山、熊野山という三つの峰からなっています。神社仏閣がたくさん建てられていますから、それらを見て歩くだけでも楽しめる場所であると思いますが、今回は、山の中の畑地でこのジョウビタキの歓迎を受けることが出来ました。
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北の国から渡ってきたばかりのこのジョウビタキ♂は、この畑地を自分の縄張りと決めたようです。ヒッヒッヒッ、タッタッタッと鳴きながら、この畑地の周りを何度も飛び回ってくれましたから、三脚を据えたまま近くから撮影することが出来ました。
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私が三脚を構えていたすぐ脇の立木の天辺に留まりました。ここでまた、縄張り宣言をするように、ヒッヒッヒッ、タッタッタッと鳴き始めてくれました。撮影するために、少し後退りしてカメラのファインダーにその姿を捉えました。
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今度は、畑地を取り囲むような茂みの中に移動して、ここでまた暫く鳴いていました。渡来して間がない間は縄張りが確定していませんから、それが確定するまでは周辺を飛び回って、何度も何度も鳴きながら縄張り宣言を繰り返しています。写真撮影には、とても撮影し易い状況でした。
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畑地の中に立てられた、竹の杭の上に留まりました。この場所がお気に入りの場所であるようです。暫く撮影している間に、この杭の上に何度も飛来して自己主張していました。ここが縄張り中心の見張り台のようでもありました。
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今回、撮影に使用した機材は、オリンパスのミラーレス一眼であるマイクロフォーサーズの E-M1 + M.300mmF4 + MC-14 という組み合わせです。35mm版換算で2倍の焦点距離になりますから、テレコンバーターを付けて換算840mm相当の写真が撮影できます。この組み合わせは小型で大変に軽量ですから、山の中を歩き回るのにとても有難い機材になります。また、これだけの画像を提供してくれますから、これからはメインで使用していくレンズになると思います。

by coffeeto-p2 | 2016-11-14 06:00 | 野鳥
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